新日本保険新聞社・シンニチ保険WEB

あいおいニッセイ同和損保、自動車修理工場のサービス品質可視化・ESG経営推進に向けた取り組みを開始

あいおいニッセイ同和損保は、一般社団法人日本自動車車体補修協会(以下、JARWA)が7月1日より立ち上げる、自動車修理工場におけるサービス品質に関する「自動車修理“見える化”」認定制度の取得推奨を、全国の同社取引先修理工場に対し実施する。
同社は、自動車修理工場の品質向上・透明性確保に向けた取り組みを支援し、事故に遭ったお客さまが安心して修理先を選択できる環境の構築を目指す。
1.背景
大手中古車販売会社による不適切な保険金請求が明らかになったことを踏まえ、同社では事故に遭ったお客さまが安心して車を修理工場に入庫できる態勢を再構築するため、「透明性確保」「不正防止」「修理の高度化」の実現に向け、関連事業者とともにサービス品質向上に取り組んでいる。
その一環として同社は、サービス品質の“見える化”を実現するべく、各行政機関・関連団体・自動車メーカー・アフターマーケット業界と関係を有し、自動車の環境・安全性能維持への貢献を活動目的とするJARWAと共同で、「自動車修理“見える化”」認定制度を構築した。
2.JARWA「自動車修理見える化」認定制度について
「自動車修理“見える化”」認定制度は、車体整備事業者によるサービス品質を決定づける「車体/整備能力」、「顧客対応能力」、「ESG経営能力」の3つを審査し、一定の基準を満たした事業者を認定・公開する制度である。自動車修理工場が有する設備・技術面の能力をベースに、昨今必要とされているESG経営能力についても網羅する※認定制度の構築は新たな取り組みとなる。
3.同社としての活用方法
同社は、事故に遭われたお客さまが修理先を選択できる同社の修理工場ネットワークをはじめとした取引先に対し、セミナー等を通じ、自動車修理“見える化”認定制度の取得推奨に取り組む。
本制度を推奨することで、自動車修理工場の品質向上・透明性確保に向けた取り組みを支援し、お客さまサービスの向上に寄与していく。
また、全国の中小・小規模企業にESG経営を取り入れた可視化経営の伴走型支援を行っている株式会社フォーバルとともに、ESG経営の態勢構築にも寄与する本制度を両社の取引・支援先修理工場に展開することで、自動車修理・整備業界全体の持続的な発展を目指す。
4.今後の展開
同社は、本制度の取得推奨を通じて、今後もお客さまに安全・安心なカーライフを提供できる環境を構築していく。
※ ESG経営能力に関しては、一般社団法人中小企業個人情報セキュリティー推進協会が2024年6月より発行する「ESGマーク認証制度」と連携して展開

関連記事(保険業界ニュース)

損保

三井住友海上、あいおいニッセイ同和損保、金融庁へ第5回となる業務改善計画に係る進捗および改善状況報告書を提出

損保

あいおいニッセイ同和損保、矢崎ノースアメリカと米スタートアップのMOTERTechnologiesが戦略的資本提携

損保共済

こくみん共済coop〈全労済〉、東京・代々木公園にて「もしもFES渋谷2025」を開催

生保

かんぽ生命、2025年度ラジオ体操出席カードの配布開始

損保

あいおいニッセイ同和損保、「第25回夏季デフリンピック競技大会東京2025」に協賛

損保

損保ジャパン、新宿本社ビルにパーパス壁画制作

生保

生保協会、生命保険契約照会制度の利用料金改定

生保

ネオファースト生命、「生成AI×保険事務サービス」NTTデータ社と協働しCX向上と業務変革目指す取組み

損保協会・団体

損保協会、車体整備の透明性確保に向けて 日本自動車車体整備協同組合連合会と「共同宣言」を実施

損保

三井住友海上、あいおいニッセイ同和損保、金融庁に業務改善計画書を提出