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三井住友海上、運転請負プラットフォーム専用保険の提供開始

三井住友海上と株式会社Alpaca.Lab(以下「アルパカラボ」)は、2月から運転請負プラットフォーム専用保険の提供を開始する。
アルパカラボは、運転代行配車プラットフォーム「AIRCLE※1」(以下「エアクル」)を利用し、「運転請負業※2」にて運行する自動車に対して、今回開発した専用保険を無償で付帯する。
1.背景・目的
新型コロナウイルスの蔓延により運転代行の需要は大幅に減少するとともに、2019年から2022年にかけて従事者数も約22%減少し、需要が回復した現在もドライバーが不足している状況※3である。
そこでアルパカラボは、経済産業省のグレーゾーン解消制度※4を活用し、普通自動車第一種運転免許保持のドライバー1名のみで代行運転サービスの提供を可能とする「運転請負業」を開始した。本サービスにより、運転代行事業者が不足する地域に一般企業が参入できるようになり、ドライバー不足の解消に貢献している。
一方、「運転請負業」が普及していくためには、運転請負業者とサービス利用者の双方が安心して利用できる環境整備が欠かせない。そこで、三井住友海上とアルパカラボは、運転請負業者とサービス利用者が安心してサービスを利用できるよう専用保険を開発した。
※1:2020年8月に一般利用者向けサービスを開始し、アプリは12万ダウンロード、200業者、2500人、500台以上が登録されており、累計注文数は30万件を突破した。効率的なアルゴリズムによる最適な配車により、配車確定まで平均30秒、平均到着時間は9分となり、従来と比較すると約80%以上の時間短縮を実現した。
※2:運転代行業は普通自動車第二種運転免許以上を保持する運転代行ドライバーと随伴車ドライバーの2名で移動するが、運転請負業は普通自動車第一種運転免許を保持するドライバー1名で現地に向かい、移動に使用した小型モビリティ等を利用者の車両に乗せて移動する。
※3:公益社団法人全国運転代行協会調べ
※4:事業者が新事業活動を行うに先立ち、あらかじめ規制の適用の有無を事業者が照会することができる制度である。
2.サービス概要と各社の役割
(1)サービス概要
運転代行配車プラットフォーム「エアクル」に登録した運転請負業者の運行時に限定して、自動車事故を保険でカバーする専用保険を提供する。
(2)各社の役割
・三井住友海上
アルパカラボが提供する運転代行配車プラットフォーム「エアクル」に付帯される専用保険を通じて、「運転請負業」にて運行する自動車事故を保険でカバーする。
・株式会社Alpaca.Lab
運転請負サービスの導入を検討する運転代行業者や一般企業に向けて、運行管理から配車ノウハウまでをワンストップで提供する。また、特定地域において運転代行配車プラットフォーム「エアクル」による運転請負サービスを提供する。混雑状況や需要のバランスを元に最適な運転請負サービスの配車を実施する。

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