SBI損保、自動車保険の損害調査業務における「高精度3次元点群データ」の活用を開始
SBI損保は、ダイナミックマッププラットフォーム株式会社(以下「DMP」)が提供する「高精度3次元点群データ」の損害調査業務への試験導入および検証を開始する。「高精度3次元点群データ」を活用した取り組みはダイレクト型損保で初となる。
保険金支払業務ではお客さまへの迅速な対応が求められているが、一部の自動車事故では、事故現場の車線数や位置情報など、実際に現場を訪れて確認する必要がある。加えて、高速道路や自動車専用道路においては、事故現場の確認の困難さや、損害調査業務における安全性が課題となっていた。
そこでSBI損保では、2023年11月から、DMPが有する首都高速道路の「高精度3次元点群データ」を損害調査業務へ試験導入した。「高精度3次元点群データ」は、先進デジタル技術を用いて計測された膨大な計測データからデジタル空間に道路状況を再現するものであり、本データの導入により、これまで事故現場の確認が困難であった高速道路においても、迅速かつ安全に、正確な事故現場・状況を把握することが期待できる。
本取り組みによる情報精度の向上、および、保険金支払の迅速化を通じて、さらなるお客さまの満足度向上を目指す。
SBI損保は「テクノロジーの力で新たな価値を創造する」ことを経営方針として掲げており、グループ内外の企業とのアライアンス・ノウハウを活用して、積極的に取り組んできた。SBI損保は今後も、さまざまな課題をDXによって解決し、新たな顧客体験を提供していく。