新日本保険新聞社・シンニチ保険WEB

あいおいニッセイ同和損保、【業界初】事業者の漏水事故防止対策を後押しする「漏水事故再発防止費用補償特約」の提供を開始

あいおいニッセイ同和損保は、事業者向け新種保険「施設所有(管理)者賠償責任保険」において、漏水事故防止対策に関する費用を補償する「漏水事故再発防止費用補償特約」(以下、本特約)を2024年1月から提供する。
1.背景
昨今、施設の老朽化に伴い水道管の漏水を原因とする事故が多発している。厚生労働省によると、法定耐用年数(40年)を超えた水道管路の割合は年々上昇しており2020年度には20.6%に達している。一方、2020年度の管路更新率※1は僅か0.65%にとどまっており、今後、水道管路の老朽化が進行し、それによる漏水事故の増加が想定される。
そこで、同社は事業者の漏水事故の再発防止対策を後押しするため、水道管の点検費用等を補償する本特約を提供することとした。
2.特約の概要
特約名 漏水事故再発防止費用補償特約
対象商品 施設所有(管理)者賠償責任保険
(漏水補償特約(施設用)もしくは漏水補償特約(マンション共用部分用)付帯)
募集開始日 2024年1月12日
補償内容
漏水事故により事業者に損害賠償責任が発生し、下記の再発防止費用を負担することによって被る損害について、1事故・保険期間中につき20万円※2を限度に補償
①事故原因調査以外の点検費用
②漏水検知センサーの取得に関わる費用
③その他漏水事故再発防止のために必要かつ有益と認められる費用
※2 基本補償の支払限度額(財物損壊)が20万円未満の場合はその金額とする。
補償事例
・配管の老朽化が原因で漏水事故が発生。他の配管も同様に老朽化が進んでいると考え、建物内の他の配管について点検を行った。
・漏水事故発生後、事故の再発防止を目的に、建物内の水回り箇所に漏水検知センサーを設置した。
保険料割増率20%(基本保険料(対人・対物賠償))
3.漏水検知センサーについて
本特約の提供に合わせ、同社は株式会社イチネンTASCOと協業し、同社が販売する漏水検知センサー「リークアラートX」を同社代理店から事業者に紹介する取組みも開始する。「リークアラートX」は、低コストかつ簡易的に設置し水漏れを検知できる漏水検知センサーであり、DXソリューションパッケージにも採用している。
4.今後の展開
ソリューション提供事業者と幅広く提携を進め、「DXソリューションパッケージ」のラインナップを拡充することで、CSV×DX(シーエスブイバイディーエックス)※3を実現し、社会・地域課題の解決に貢献していく。
※3 CSV・・・CreatingSharedValue(社会との共通価値の創造)
DX・・・DigitalTransformation(データやデジタルを活用し、価値提供を変革させること)

関連記事(保険業界ニュース)

損保

SBI損保、「トマト銀行×SBI損保実額補償がん保険」取り扱い開始

生保

なないろ生命、新商品「なないろがん保険盾(たて)」を発売

生損

MS&ADホールディングス、LGBTQ+に関する「PRIDE指標2025」でグループ5社が「ゴールド」を受賞

生保

ライフネット生命、保険期間が10年の定期型、免責期間中は保険料が不要の新しいがん保険を12月に発売予定

生保

第一生命、ベネフィット・ワン、総合福利厚生サービス「ベネフィット・ステーション」の「給トク払い」会員対象の団体保険

損保

ソニー損保、クレディセゾンとカード会員向けに「セゾンの自動車保険 byソニー損保」を提供開始

損保

あいおいニッセイ同和損保、テレマティクスサービスが無償で体験できる「おためしテレマ」の提供を開始

損保

あいおいニッセイ同和損保、HDI格付けベンチマーク「問合せ窓口」「Webサポート」で最高評価の「三つ星」を5年連続で取得

生保

ネオファースト生命、プルデンシャル生命で同社のがん保険の販売開始

損保

あいおいニッセイ同和損保、ドイツAutohaus誌の自動車ブランド保険評価で現地トヨタ保険が12年連続14回目の総合1位を獲得