アニコム ホールディングス、犬・猫の平均寿命は更に延伸、高齢犬・猫の診療費も調査
アニコム ホールディングスは、今年もどうぶつの疾患統計などをまとめた『家庭どうぶつ白書 2023』を公開した。
『家庭どうぶつ白書』は、同社が2010年から毎年公開している、世界最大規模のペット統計データ集※である。アニコム損保のペット保険の保険金請求データや、独自のアンケート調査の結果等をまとめたもので、Webサイトからどなたでも無料で閲覧・ダウンロードできる。
■犬・猫ともに平均寿命が更に延伸、過去最長に
犬と猫の平均寿命を調査した結果、犬は14.2歳、猫は14.7歳だった。いずれも過去最長(同社が調査を開始した2008年以降のデータによる)であった昨年の調査から更に延び、特に猫は昨年と比べて+0.3歳と、過去10年のうちで最も延びている。
■平均年間診療費は、1歳から15歳で犬は4.7倍・猫は4.5倍に。高齢どうぶつにも着目
前述のような長寿化をふまえ、今回の『家庭どうぶつ白書2023』では、高齢どうぶつのデータをより充実させている。たとえば犬と猫の平均年間診療費における年齢推移を調査したところ、15歳の平均年間診療費は、最も低い1歳の平均年間診療費に比べ、犬は4.7倍・猫は4.5倍に増加していることが分かった。
診療費に関するデータの他にも、高齢犬・猫に多い疾患や、犬と猫の死因や死亡率などを紹介している。「長寿化」が進む家庭のどうぶつたちとの暮らしを考える上で、ぜひ参考にしてもらえればと考えている。