新日本保険新聞社・シンニチ保険WEB

三井住友海上、住宅IoTプラットフォーム「MS LifeConnect」の提供開始

三井住友海上は、 世界約60か国でIoTプラットフォームを展開する米国のAlarm.com Holdings, Inc.(以下「アラーム社」)と提携し、10月26日に住宅IoTを 活用したプラットフォーム「MS LifeConnect」の提供開始に合意した。
本サービスの第一弾として、AIカメラ(防犯カメラ)とスマートフォンを活用した、家族の安全をお客さま自身で見守るセルフセキュリティサービスを、11月から1都7県※1に提供し、順次提供エリアを 拡大していく。
※1:東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県、栃木県、群馬県、茨城県、山梨県
1.背景
IoT技術の進歩に伴い、スマートホームの普及は米国を中心に急速に進んでおり、人々の生活の利便性を高める存在として、国内でも広く認知されつつある。国内では主に、防犯対策をはじめ、子どもや高齢者など、家族の見守りツールとしてニーズが高まっている。
同社は2023年4月から、保険による補償に加え、事故の未然防止や事故発生後の早期回復に資する補償前後のソリューション※2を提供している。今般、アラーム社との業務提携を通じて、お客さま自身で 日常の安心・安全を守る、AIカメラを活用した個人向けセキュリティサービスを開発し、補償前後の ソリューションのラインアップに追加する。
※2:補償前後のソリューション Webサイト(https://www.ms-ins.com/solution/)
2.MS LifeConnectの概要
アラーム社が提供するIoTプラットフォームを基にした新たな個人向けサービスで、さまざまなIoT 機器を連携させることが可能である。第一弾として、AIカメラを連携させたサービスの提供を開始する。
AIカメラが人、動物、車両を高精度で判別し、設定したルールに基づきスマホやタブレットにクリップした動画をプッシュ通知やメールで連携する。どこにいても見たいものを即時に確認することができ、双方向音声通信機能やサイレンボタンなどでタイムリーに対応することができる。
また、帰宅した子どもへの呼びかけや、宅配業者のような来訪者との会話など、不在時における家族の安全確認や生活の質の向上が期待できる。なお、設置工事は防犯カメラ設置の実績豊富な提携施工会社がサポートし、設置場所のアドバイスも行う。
3.今後の展開
AIカメラに続き、スマートロックや各種センサーなど、MS LifeConnectに連携可能なデバイスを順次追加していく。また、高齢者の見守りを支援するサービスなど、セキュリティ以外の パッケージも展開予定である。
同社は今後も、住宅IoTを活用して、人々のリスクの低減、生活の質の向上、人とのつながりを支援し、 ウェルビーイングの実現を目指す。

関連記事(保険業界ニュース)

生保

マニュライフ生命、more treesと森林再生に向けたパートナーシップを締結、2024年秋にプロジェクト始動

生保

住友生命、北海道釧路市においてVitalityを活用した連携事業を開始

損保

三井住友海上、体験型防災学習コンテンツ「親子で防災&保険ワークショップ」を開発

損保

あいおいニッセイ同和損保、三井住友海上、「au海外放題/世界データ定額専用海外旅行保険」を提供開始

損保

SOMPOホールディングス、理系分野の女子学生育成に向けた取組み~「GirlsMeetSTEM事業」に参画~

損保

三井住友海上、あいおいニッセイ同和損保、企業向け火災保険で「再発防止費用補償特約」を販売

損保

三井住友海上、あいおいニッセイ同和損保、個人向け火災保険で「建物省エネ化費用特約」を販売開始

損保

あいおいニッセイ同和損保、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンとコーポレート・マーケティング・パートナーシップを締結

損保

三井住友海上、「第108回日本陸上競技選手権大会」女子3000mSCで西山未奈美選手が3位入賞

損保

三井住友海上、IoTスマートごみ箱で観光地のごみ散乱抑止と再資源化を推進

関連商品