三井住友海上、パーソナライズドされた防災アラートの提供開始
三井住友海上は、10月11日から、個人契約者向けWebサービス契約者専用ページを通じて、お客さま一人ひとりに最適化した、防災アラートサービスの提供を開始した。
本サービスは、個人向け火災保険契約者を対象に、物件所在地の気象予測と過去の保険金支払いデータに基づき、保険の対象に対する被害リスクをAIが算出し、リスクが高まっているお客さまに、防災アドバイスと事前アラートを配信する。
同社は、今後もデジタル技術とデータ分析により、防災・減災サービスの拡充を通じて、安心と安全を提供していく。
1.背景
同社は、保険本来の機能に加え、テクノロジーやデータを用いて、事故を未然防止・軽減するソリューションを創造・提供するため、長年蓄積した火災保険の事故データを分析し、気象条件、築年数、構造等さまざまなデータを組み合わせることにより、事故発生リスクを予測するAIの開発を進めてきた。
2022年12月~2023年3月に、一部地域で冬季災害(給排水管凍結事故および落雪事故)の発生をAIで予測し、事前アラートをお客さまに案内するトライアルを実施した。
事前通知を受信した多くのお客さまから「参考になった」「実際に未然防止活動を行った」との評価を受け、未然防止効果を確認できたことから、全ての個人向け火災保険契約者(約480万人)を対象に、複数の自然災害を対象としたアラートサービスを提供し、お客さまの被害を軽減する行動をサポートする
2.本サービスの概要
(1)対象となるお客さま
個人契約者向けのWebサービス「ご契約者さま専用ページ」を利用している個人向け火災保険の契約者
(2)対象となる自然災害
風災、雪災、給排水管凍結、水災、落雷
3.今後の展開
被害予測AIの精度やアラート送信頻度の改善等を行い、お客さまへのソリューションの提案や対象災害の拡大検討を進めていく。