MS&ADホールディングス、三井住友海上駿河台ビル・駿河台新館の周辺緑地が環境省「自然共生サイト」に認定
MS&ADホールディングスは、傘下の三井住友海上が保有する緑地(以下、駿河台緑地)が、今般、環境省の「自然共生サイト」に認定された。
「自然共生サイト」は、「民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域」を国が認定する制度で、2022年の試行事業を経て2023年4月に始まった。駿河台緑地は、試行事業において「認定相当」との評価を得ており、今回の正式認定を受けてOECM※1として国際データベースに登録される。
MS&ADインシュアランスグループは、駿河台緑地における生物多様性の維持および質の向上を継続し、日本における30by30※2目標の達成に貢献するとともに、自然環境や生物多様性保全を後押しする商品・サービス開発の検討を進め、「レジリエントでサステナブルな社会」の実現を目指す。
※1 Other Effectivearea-based Conservation Measuresの略。公的な保護地域以外で生物多様性保全に貢献する場所を指す。
※2 2030年までに、世界の陸地と海洋の30%以上を保護・保全地域とすることを目指す、2021年6月のG7サミットで合意された国際目標の一つ。2022年12月開催の生物多様性締約国会議COP15で採択された。
1.「自然共生サイト」の対象
企業の森、里地里山、都市内の緑地、遊水池等の場所のうち、生物多様性の価値を有し、本来の目的に関わらず、民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域を認定対象としている。
2.駿河台緑地について
駿河台ビルおよび駿河台新館は、三井住友海上が本社を構える東京都千代田区神田駿河台に立地している。駿河台ビルには、1984年の竣工時に設営した屋上庭園がある。
<駿河台ビル・駿河台新館の周辺緑地の特長>
・都心の本社ビルのあり方として、「周辺環境との調和」を理念に掲げている。野鳥の飛来を目的とした樹種の選定やバードバスの設置、化学肥料や農薬に頼らない管理など、生物多様性に配慮した緑地づくりが特長である。定期的なモニタリングも実施している。
・皇居と不忍池の中間地点に位置し、分断された都市の緑地につながりを持たせ、都市域における生態ネットワークの形成に貢献している。【データ提供:エコアセットコンソーシアム】
・都心では珍しいヒメアマツバメが営巣し、一年中その姿を観察することができる。