損保ジャパン、高田松原津波復興祈念公園内およびその周辺市街地における自動運転サービスの運行開始
損保ジャパン、復建調査設計株式会社、一般社団法人陸前高田市観光物産協会、アイサンテクノロジー株式会社、株式会社ティアフォー、KDDI株式会社、株式会社スリードの7者は、岩手県陸前高田市の委託を受け、2023年9月から、高田松原津波復興祈念公園(岩手県陸前高田市)およびその周辺市街地において自動運転走行実証実験(以下本運行)を開始する。
本運行は、2023年2月から3月に実施した自動運転走行実証実験のルートに加え、「陸前高田市街地」までルートを拡大し走行する。土日祝日はパークガイドが車両に同乗する便も運行し、点在する東日本大震災に関連する施設を紹介する。従来までの「祈念公園内での観光サービスとしての実装」に加え、「祈念公園内で実証した技術の活用先としてのまちなかでの実装」を行い、両面から今後の課題抽出と受容性の調査を行う。
2022年は高田松原津波復興祈念公園内およびその周辺施設間を連結する移動手段の課題を解決するため、自動運転サービスなどを活用して公園内のガイドサービスを行うパークガイドと連携した新たな移動手段を構築し、地域課題の解決を目指した。2023年は2022年の成果をさらに深化させ、公園内で実証した結果や活用した技術を市内の生活路線などに展開していくことで、地域コミュニティの形成や地域生活の足の維持確保に向けた検討を進め、2025年度の本格運行開始を目指す。