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損保ジャパン、日本DX大賞2023BX部門で「優秀賞」を受賞

損保ジャパンは、日本DX大賞2023のBX(ビジネストランスフォーメーション)部門において、DXによってビジネス変革や新規事業展開に繋がったプロジェクトに取り組んでいる企業として評価され、「優秀賞」を受賞した。
1.「日本DX大賞」について
日本は、デジタル技術を活用して地域の魅力を引き出し持続可能な経済社会の実現をめざす「デジタル田園都市国家構想」を掲げている。この実現には、デジタル技術のさらなる応用で組織やビジネスの変革を実現する「DX事例」の拡充が不可欠である。自治体、民間企業、産官学や官民連携などDXの推進と支援現場における優れた「DX事例」を掘り起こし、広く共有する機会として、日本DX大賞実行委員会が2022年から「日本DX大賞」を実施している。「日本DX大賞」は日本のDX推進を加速するために事例を発掘し共有するためのコンテストである。自治体や民間企業などが取り組んだDX推進プロジェクトを表彰し、BX部門、UX(ユーザーエクスペリエンス)部門、SX/GX(サステナビリティトランスフォーメーション/グリーントランスフォーメーション)部門、人と組織(リスキング)部門、行政機関・公的機関部門の各部門で大賞を決定する。
2.受賞したDXの取組み概要
現在、一部地区でトライアルを行っている「SOMPOおくるまスマート判定」は画像認識AIによって車両損害が全損か否かを判定するシステムである。
従来、事故対応担当者が整備工場を訪問し損害調査を行ってきたが、このソリューションでは、整備工場、保険代理店またはお客さま自身がスマートフォンで撮影した事故車両の画像から、AIが判定する。これにより全損に該当する場合は、損保ジャパンの事故対応担当者による損害調査が不要となり、お客さまへ最短で事故の受付当日に保険金の支払い手続きが可能となる。
3.審査員の評価コメント
損保ジャパンは、自動車事故から保険金支払いまでの過程を大幅に改善した。技術アジャスターによる長時間の査定プロセスを、画像認識AIを活用することで短縮し、エフォートレスな顧客体験を提供した。
このAIは技術アジャスターと同程度の精度で「全損」の判断を行い、かつて1週間かかっていたプロセスを高速化し、保険金の即日支払いを実現した。この画像認識AIはロンドン発のスタートアップである「Tractable」によって開発された。Tractableは2014年の創業以来、自動車事故や自然災害からの復旧という社会課題に取り組んでおり、損保ジャパンと共に本プロジェクトを推進してきた。

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