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アクサ、グリーン投資の一環として「アクサ札幌中島公園プロジェクト」発表

アクサ生命は、アクサグループの戦略計画におけるグリーン投資の一環で、アクサ・リアル・エステート・インベストメント・マネジャーズ株式会社をアセットマネージャーとして、札幌中島公園の再開発プロジェクトへの投資を決定し、5月18日に「アクサ札幌中島公園プロジェクト」の概要を発表した。
本プロジェクトは、札幌市が構想する新たな MICE(※1)施設の整備事業として注目される中島公園エリアでの再開発事業。高い環境性能を備え、LEED Gold 認証(※2)を取得予定で、DBJ Green Building(※3)の認証においても最高ランクに値するビルとなる予定。。5月よりテナント誘致が始まり、2025年6月の竣工予定である。環境に配慮した高い性能を備えるこのビルには、グローバルホスピタリティ企業「IHGホテルズ&リゾーツ」のフラッグシップであるラグジュアリーホテルブランド「インターコンチネンタルホテルズ&リゾーツ」を誘致する。
また、竣工と同時に、アクサ生命は、現在の札幌本社のオフィスを新築されたビルに移転する。
アクサは、グループの経営戦略「Driving Progress 2023」および「サステナビリティ戦略」の評価指標である「AXA for Progress Index」をグローバルで策定し、2023年までに260億ユーロのグリーン投資を目指している。日本では、アクサ生命が資産運用に際して、低炭素ビジネスモデルに移行する企業やプロジェクトを後押しし、移行のための資金調達をサポートする目的で、物流などを中心とした不動産への投資を行っている。
北海道は「ゼロカーボン北海道」を、札幌市は「環境首都SAPP?RO」を掲げ、それぞれ脱炭素や再生可能エネルギーへの移行に向けた政策を推進している。札幌市は、多くの集客交流が見込まれるビジネスイベントである「MICE」を、本市の成長をけん引する分野のひとつとして位置づけている。アクサは「ゼロカーボン北海道」を掲げる北海道、MICE誘致強化を掲げる札幌市の政策に、グリーン投資を通じて貢献するものである。
誘致が決まった「インターコンチネンタルホテルズ&リゾーツ」は、「IHGホテルズ&リゾーツ」のホテルとしては北海道内で5軒目、「インターコンチネンタル」ブランドとしては北海道初、国内で11軒目のホテルとなる。これにより、外資系としては初のラグジュアリーホテルが札幌市に誕生する。
本プロジェクトでは、コロナ後の新たな働き方を模索する生活者のワーク・ライフや減災の点から、免震構造、非常用発電設備や燃料等を備え、インフラが寸断された状態でも14日間運営できるオフィスを目指し、安心・安全・快適な環境をオフィスワーカーに提供する。また、非常時におけるBCP(事業継続計画)の一環として、地域の非常用拠点としての利用も視野に入れている。自然豊かで、歴史ある中島公園付近に立地し、オフィスワーカーには“ウェルネスオフィス”を、その家族や地域の住民、国内外の観光客には、自由に利用できるオープンスペースや、展望テラスなどの各種アメニティによるウェルビーイングの充実を基本コンセプトとしたコミュニティスペースを提供する。
アクサ生命は、北海道において1934年に企業福利の向上を目指し、団体保険制度の事業を開始し、90年間にわたり地域の福利向上をサポートしてきた。2014年には「札幌本社」を設立し、お客さまを守る事業継続体制の強化に取り組んでいる。北海道庁や札幌市とは、連携協定に基づいて、健康経営やライフマネジメント(R)に基づく金融経済教育、国際的な若手人材を育成する「ほっかいどう未来チャレンジ」への寄付など、健康で幸せな地域社会づくりで協働し、地域福利の向上を目指す取り組みを拡大している。
同社は札幌市において、これまでにホテル1棟、マンション2棟の不動産投資を行った。また、旭川市にインターネットを主な販路とした生損保事業を営む同社のグループ企業2社がコンタクトセンターを構えており、北海道はアクサの経営戦略上重要な地域となっている。本プロジェクトにより、「ゼロカーボン北海道」が掲げる脱炭素、札幌市の環境首都SAPP?ROや中島公園駅周辺のまちづくりの一助となる民間開発案件として、さらに地域の安全・安心を支える地域強靭化に資するBCP拠点として、アクサのパーパスを体現し、市民の皆さまから愛されるランドマーク施設を目指していく。
アクサは、今後も「すべての人々のより良い未来のために。私たちはみなさんの大切なものを守ります。」というパーパスのもと、地域のステークホルダーの皆さまと連携し、より良い未来づくりに向けて、地球環境を守り、地域社会の持続的発展を支える取り組みを推進してく。
※1:企業等の会議(Meeting)、企業等の行う報奨・研修旅行(Incentive Travel)、国際機関・団体、学会等が行う国際会議(Convention)、展示会・見本市、イベント(Exhibition/Event)の頭文字のこと。多くの集客交流が見込まれるビジネスイベントなどの総称。
※2:LEED は、非営利団体 USGBC(U.S. Green Building Council)が開発、運用し、GBCI(Green
Business Certification Inc.)が認証の審査を行っている、ビルト・エンバイロメント(建築や都市の環境)の環境性能評価システム。LEED認証を受けるためには、グリーンビルディングとして備えるべきいくつかの必須条件(Prerequisite)を満たし、選択項目のポイント(Credit Points) を選んで取得することが必要である。取得したポイントによって認証のレベルが決められ、ゴールドは最高位のプラチナの次に高いレベルとなる。
※3:DBJ Green Building 認証とは、環境・社会への配慮がなされた不動産を支援するために、2011年4月に日本政策投資銀行(DBJ)が創設した認証制度。対象物件の環境性能に加えて、防災やコミュニティへの配慮等を含む様々なステークホルダーへの対応を含めた総合的な評価に基づき、社会・経済に求められる不動産を評価・認証している。

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