SBI損保、2023年3月期の主要業績を発表
SBI損保の2023年3月期(2022年4月1日~2023年3月31日)の決算概要を発表した。
■収益について
新たなブランドキャラクターの起用などによるマーケティング施策の強化が奏功し、昨年度に続き、主力商品である自動車保険の販売が好調に推移した。またDX・CXの取り組みや事業法人とのオープンアライアンスなどを推進した結果、元受正味保険料(※1)が49,654百万円(対前期比3.0%増)、正味収入保険料(※2)が33,414百万円(同2.8%増)、保険引受収益が33,437百万円(同1.1%増)となり、経常収益は34,110百万円(同1.4%増)となった。
■費用について
一方、保険引受費用が22,092百万円(対前期比1.0%減)、営業費及び一般管理費が10,376百万円(同6.9%増)、その他経常費用が5百万円(同83.5%減)となり、経常費用は32,803百万円(同1.3%増)となった。
■利益について
この結果、当期の経常利益は1,307百万円(対前期比2.5%増)、純利益は808百万円(同47.4%増)となった。
■保険金等の支払能力の充実の状況について
当期のソルベンシー・マージン比率は532.1%(※3)となった。
※本決算概要は、公認会計士または監査法人の監査の対象外である。
※1 元受正味保険料は、契約者から預かった保険料から諸返戻金を控除した額で、損害保険会社の売上規模を示す指標のひとつである。
※2 正味収入保険料は、契約者から預かった保険料(元受正味保険料)から再保険料を加減した額で、損害保険会社の売上規模を示す指標のひとつである。
※3 ソルベンシー・マージン比率は、通常200%以上であれば、その保険会社の経営の健全性に問題はないとされている。