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あいおいニッセイ同和損保、「保険料割引制度」および「対物超過修理費用特約」の提供を開始

あいおいニッセイ同和損保は、農業園芸機器メーカーのアイデックの協力のもと、シルバー人材センター向けの損害保険制度「シルバー人材センター全国団体保険制度」(以下、団体保険制度)において、所定の条件を満たす低速回転草刈機を導入するシルバー人材センターに対して「保険料割引制度」および賠償事故発生時の補償を拡大する「対物超過修理費用特約」を開発し、4月から提供する。
シルバー人材センターは、国や地方公共団体の高齢社会対策を支える重要な組織と位置付けられており、シルバー人材センター事業協会の傘下に市区町村単位で全国約1,300のセンターが存在し、加入する会員数は約70万人にも上る。シルバー人材センターでは、企業や官公庁から清掃や除草などの業務を受託し、就業を希望する会員(原則60歳以上)に就業機会を提供することで、高齢者が長く安心して働ける場を提供する役割を担っている。
一方、シルバー人材センターが受託する主な業務の一つである草刈り作業では事故が多発しており、安全・安心な作業環境の整備が急務となっている。特に、草刈機を起因とした飛び石による対人・対物事故が賠償責任事故の約8割※を占めているほか、草刈機との接触による傷害事故も発生しており、死亡事故に発展するケースもある。
このような状況を踏まえ、あいおいニッセイ同和損保とアイデックは、シルバー人材センターで働くすべての人の安全・安心な作業環境の整備を後押しするため、団体保険制度の補償拡充および保険料割引制度を導入し、低速回転草刈機の普及による事故防止への取り組みを開始することとした。
※ あいおいニッセイ同和損保での契約引受実績に基づくデータ
◆「低速回転草刈機導入割引」および「対物超過修理費用特約」の概要
<共通>
・対象商品
シルバー人材センター全国団体保険制度
・適用開始日
2023年4月1日
<低速回転草刈機導入割引>
・適用条件
以下基準を満たす低速回転草刈機を5台以上導入
・刈刃部分が脱着可能な「上下刃逆回転ハサミ刈り草刈刃」(2枚刃)
・上下刃の減速比が「上刃1/18以下」かつ「下刃1/12以下」
・保険料割引率
基本保険料(対人・対物)を5%割引
<対物超過修理費用特約>
・加入条件
低速回転草刈機導入割引が適用されていること
・補償内容
シルバー人材センターにおける草刈り作業で発生した事故により、他人の財物を損壊させた場合で、財物の修理費用が時価額を上回るとき、修理費と時価額の差額について「30万円」を限度に保険金を支払う。
なお、低速回転草刈機以外の機器による事故も補償対象とする。
・補償事例
・堤防沿いの草刈り作業中、飛び石により車両修理工場の駐車車両を破損
・草刈り作業中、走行中の車に小石が飛び、窓ガラスとボディーを破損
・特約保険料例
売上高200,000千円の場合、5,340円(売上高算出方式)

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