新日本保険新聞社・シンニチ保険WEB

あいおいニッセイ同和損保、「Telematics Powered by AD」でテレマティクスサービスを拡大

あいおいニッセイ同和損保は、独自のアルゴリズムを活用しドライバーの運転挙動を見える化した安全運転スコアを、走行データを取得できるデバイス等を持つモビリティサービス事業者やプラットフォーマー(以下、「テレマティクス※1事業者」)に提供することで、広くテレマティクスサービスを普及していく「Telematics Powered by AD」の取り組みを開始する。
これにより、テレマティクス事業者のデバイス・アプリを通じて取得した走行データと安全運転スコアを活用して、同社テレマティクス自動車保険加入時の保険料を最大8%割り引く国内初の割引制度を2023年1月以降保険始期契約分から導入する。
※1テレマティクスとは、「テレコミュニケーション」と「インフォマティクス」を組み合わせた造語で、カーナビやGPS等の車載器と移動体通信システムを利用して、様々な情報やサービスを提供する仕組み
1.背景
同社は、事故を起こさないお客さまにも「安全」という付加価値を提供することを目指し、テレマティクス自動車保険の開発に取り組んできた。2018年4月にコネクティッドカーを対象とする「タフ・つながるクルマの保険」の発売を皮切りに、2020年1月には通信機能付きドライブレコーダー端末による「タフ・見守るクルマの保険プラス(ドラレコ型)」、2021年1月には簡易車載器とスマートフォンによる「タフ・見守るクルマの保険プラスS」とラインナップを拡大し、2022年11月には同社テレマティクス自動車保険のご契約台数は170万台を突破している。
一方、昨今のIoT・CASE・MaaSの進展により、走行データを保有するテレマティクス事業者は拡大している。今般、同社のデバイスやコネクティッドカー以外でも安全・安心に資するテレマティクスサービスを普及していくため、事故低減効果がある安全運転スコアをテレマティクス事業者に提供することとした。
2.「Telematics Powered by AD」の概要
(1)特長
テレマティクス事業者が提供するデバイスやアプリから取得した走行データを活用することで、テレマティクス事業者のサービス利用者にも安全運転スコアやアドバイス等の提供が可能になる。また、同社テレマティクス自動車保険の新規加入時には、加入前の走行データに基づき、最大8%の運転特性割引を適用する。
3.「Telematics Powered by AD」第一弾の協業先
「Telematics Powered by AD」の第一弾として、大型の整備工場等へDX推進に資する各種サービスを提供するリバイス合同会社(以下「リバイス社」)との協業を開始する。車両の定期メンテナンスやリモート診断等のサービスを展開するリバイス社提供の車載器(LINKDriveAir)より取得する走行データを使用したテレマティクス自動車保険「タフ・見守るクルマの保険プラスS(リンクドライブ)」を2023年1月以降契約始期分から提供する。
特約保険料は月額100円で、提供するサービスはタフ・見守るクルマの保険プラスSと同じである。
4.今後の展開について
提携先のテレマティクス事業者や走行データを取得できるデバイスの拡大を通じて、お客さまの利便性を追求するとともに、テレマティクス自動車保険の提供を通じてCSV×DX※2の実現を目指していく。

関連記事(保険業界ニュース)

損保

ジェイアイ傷害火災、「熱中症ゼロへ」プロジェクトに協力団体として参画

損保

東京海上ホールディングス、動物病院向け新サービス「医薬品等共同購買サービス」の提供開始

生保

明治安田生命、愛媛県今治市へ企業版ふるさと納税を実施

生保

PGF生命、LINE公式アカウントを新規開設

生保

大樹生命、新たな営業端末「T-Book(ティーブック)」導入、全国の営業職員が利用を開始

損保

あいおいニッセイ同和損保、被災地の学校、地域の学校へベルマーク約81万点を寄贈

損保

あいおいニッセイ同和損保、所属プロゴルファー菅沼菜々選手がJLPGAツアーで優勝

生保

日本生命、職場環境分析・コンサルティングサービス「SAAGAS(サーガス)」をEAP事業者を通じて提供

生保

明治安田生命、香川県三豊市へ企業版ふるさと納税を実施

損保

あいおいニッセイ同和損保、中古EVバッテリーの二次流通促進に向け、MIRAI-LABOと資本業務提携契約を締結