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三井住友海上、デジタル田園都市国家構想(愛媛県)への参画決定

三井住友海上およびMS&ADインターリスク総研は、愛媛県のデジタル田園都市国家構想推進交付金事業に参画した。
愛媛県の「多極分散を志向した強靭なデジタルまちづくり」が6月にデジタル田園都市国家構想のデジタル実装タイプ TYPE2に採択された。三井住友海上とMS&ADインターリスク総研は、愛媛県のデジタル田園都市国家構想推進交付金事業である「都市リスクの解析等業務委託」の公募型プロポーザル(委託料上限2億円)に「都市リスクの可視化」モデルを企画提案し、10月に採択され、本取組を開始した。
◆「都市リスクの可視化」モデルの概要
防災分野では、「防災ダッシュボード」※1を活用し、リアルタイム災害データおよび災害予想データを可視化し、住民・事業者等に提供する。また、交通分野においても、「事故発生リスクAIアセスメント」※2を活用し、AI解析により抽出した事故危険箇所を可視化し、住民・事業者等に提供していく。
さらに、エス・ピー・シー※3と連携することで、住民向けアプリで危険アラートのプッシュ通知機能の実現も目指す。
※1 三井住友海上がMS&ADインターリスク総研と共同開発したソリューション。2023年4月にサービス開始。
※2 MS&ADインターリスク総研が三井住友海上と共同開発したソリューション。10月販売開始。
※3 エス・ピー・シーは愛媛県でメディア事業、マーケティング・地域活性化事業、クリエイティブ事業、コミュニケーション事業を営む事業会社。会員数約6.5万人の「えひめのあぷり」を運営。
◆各モデルの特長
(1)防災ダッシュボード
リアルタイム災害データ(雨量・河川水位・ハザードマップ・気象庁キキクル等)を一元化して表示する。30時間以上先の災害予測や発災直後の被害予測機能および過去災害分析機能を有しており、本プロジェクトでは、自治体や他の事業者が設置するセンサーともデータ連携していく予定である。
(2)事故発生リスクAIアセスメント
交通事故発生箇所に加え、道路構造(車線数、勾配等)、走行データ(急加減速、速度等)、人流データ等を組み合わせ、AIを活用し、道路・交差点の事故発生リスクを評価・可視化する。
本プロジェクトでは、これまでの時間帯別・年齢層別に加え、天候別分析追加、PLATEAU(プラトー)※4活用等にも踏み出していく予定である。
※4 国土交通省が主導する、日本全国の3D都市モデルの整備・活用・オープンデータ化プロジェクト。

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