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損保ジャパン、保険商品開発の迅速化、デジタル販売の進展に向けたProtosure社と協業開始

損保ジャパンは、Protosure,Inc.(以下「Protosure」)と協業し、Protosureのノーコードの保険商品開発・販売プラットフォームの利用を開始した。
1.Protosureの概要
Protosureは、保険商品の開発・販売のためのプラットフォームを提供しているアメリカのスタートアップ企業であり、米国を中心に保険会社や保険代理店等にサービスを展開している。
Protosureのプラットフォームでは、保険申込フォームの構築、保険料計算・契約査定ロジックの開発、帳票の作成、オンラインでの販売といった保険商品開発・販売の一連のフローを、プログラミングの専門知識なしにノーコードで開発することができる。特に、保険料計算ロジックの開発に関しては、Excelで作成された保険料計算シートをプラットフォーム上にアップロードすることで、Excelの複雑な保険料計算ロジックをオンライン上に再現したり、APIを利用して外部と連携させたりすることができるという特徴がある。
2.導入の背景・目的
デジタルデバイスの普及により、従来は紙媒体での申込みが大半であった保険商品も、web上での申込みを可能とするなど、開発・販売方法の変革が必要となっている。また、契約者ごとに最適な補償にカスタマイズした商品提供のニーズも大きくなっている。
しかし、複雑な保険料計算を行うためには、Excelで保険料計算ツールを作成するのが通例であり、保険料計算ロジックを外部とつなぐことが困難だった。そのため、保険商品のオンライン販売等を行うには、Excelとは別に保険料計算ロジックを一から開発する必要があることから、機動的なサービス提供が困難な場合があった。
これらの課題の解消を目的として、損保ジャパンはProtosureと協業し、まずはコマーシャル分野の一部の商品において、既存のExcel保険料計算ツールの計算ロジックのオンライン化を内製で実現し、それをAPI連携することによって保険料見積機能のあるウェブサービスを開発した。
3.今後について
損保ジャパンは、引き続きProtosureとの協業を通じて、保険商品の開発・販売のあり方を変革させ、デジタル時代の保険のニーズにスピーディに応えられるよう取り組んでいく。

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