三井住友海上、TSマーク付帯保険に新マーク(緑色マーク)を創設
三井住友海上は12月1日から、TSマーク付帯保険において緑色マークを創設し、自転車事故に起因する賠償責任の補償・サービスを拡充する。
1.TSマーク付帯保険※1の概要
自転車安全整備店※2で自転車安全整備士※3の点検整備を受けると自転車に貼るTSマーク(シール)が発行され、TSマーク付帯保険(賠償責任補償、傷害補償等)が自動付帯される。
自転車の定期的な点検整備を促進し、自転車の安全な利用と自転車事故の防止に寄与するとともに、万が一事故に遭った場合の被害者救済を目的としている。
自転車には自動車のような法律上の車検制度はありませんが、TSマーク付帯保険の補償期間を点検基準日から1年とすることで、1年に1回の点検整備を促進している。
※1:公益財団法人日本交通管理技術協会オフィシャルサイトhttps://www.tmt.or.jp/safety/index2.html
※2:自転車安全整備士が勤務していることや適正な事業所を有することなど、所定の要件を充足し日本交通管理技術協会に登録されたTSマークを取り扱うことができる自転車店のことである。全国に12,195店ある(2021年度末)。
※3:日本交通管理技術協会が実施する自転車安全整備技能検定に合格した方で、自転車の点検整備、安全な普通自転車であることの確認、および自転車の正しい乗り方などの安全指導について専門的な知識と技能を有するエンジニアである。
全国に76,091名いる(2021年度末)。
2.緑色マークの特長
(1)賠償責任補償の支払対象拡大
賠償責任補償について、支払条件から後遺障害等級を撤廃し、すべての人身加害事故が補償対象となる。
(2)示談交渉サービスの提供
保険金支払対象となる事故において、保険会社が事故の相手方と示談交渉を行う。
3.今後の展開
緑色マークの新設により、自転車ユーザーは自転車安全整備店で点検整備を受けることで、充実した保険の提供を受けられる。自転車点検整備を推進することで、安全・安心な自転車社会の実現を支援し社会課題の解決に資する取組を進めていく。