損保ジャパン、団体長期障害所得補償保険(GLTD)に「介護休業および復職支援特約」を新設
損保ジャパンは、10月1日以降保険始期契約から、団体長期障害所得補償保険(GLTD)に従業員の仕事と介護の両立を支援する「介護休業および復職支援特約」を新設した。
また、SOMPOリスクマネジメントとプライムアシスタンスが提供する加入者および団体保険導入企業をサポートするサービスの提供を通じて、SOMPOグループとして「従業員が働きやすい社会の実現」や「経営者の従業員を大切に想う気持ちをカタチにすること」をサポートしていく。
◆本特約の概要
従業員が家族の介護を行うため介護休業や短時間勤務制度等の社内制度を利用し、一定期間を超えて所得喪失が生じている場合に収入を補償する特約である。
介護休業制度では通算93日までは雇用保険から休業開始時賃金の67%の介護休業給付の支給があるが、この特約をセットすることによって介護休業給付への上乗せや、介護休業が93日を超える場合の収入の補償が可能となる。
それにより、従業員の皆さま誰もが抱える家族の介護への不安を払拭し、収入減を気にせず、勤務先の介護休業制度を活用できるようになれば、仕事と介護の両立を実現することが可能となり、介護離職防止にもつながる。
◆介護離職防止サービスの紹介
介護離職問題の解決には、本特約の導入だけでなく、企業が自社従業員の介護状況の実態を把握することや、従業員の介護に対する理解を深めることなど様々な取組みが必要不可欠である。
SOMPOリスクでは、企業の従業員が介護を理由に離職することを防止するための支援サービスを提供している(有償)。補償だけではなく、意識改革に資するサービスを提供することで、介護離職問題の解決を目指す。
◆加入者向けサービス 認知症サポート「SOMPO笑顔倶楽部」について
本特約の加入者は、加入者向けサービスとして、プライムアシスタンスが運営する「SOMPO笑顔倶楽部」を利用可能である(一部有償)。
軽度認知障害(MCI)の早期発見や認知機能低下の予防に寄与するサービスから、万が一要介護状態になった場合の介護サービスの紹介といった情報をWEB上で提供する。
本サービスは、加入者および家族が利用可能で、家族が抱える介護や認知症に対する不安や悩みを少しでも解消できるよう支援する。