新日本保険新聞社・シンニチ保険WEB

三井住友海上、自動車サイバーセキュリティ対策の高度化に向けた実証実験を開始

三井住友海上、アルプスアルパイン株式会社(以下「アルプスアルパイン」)、Upstream Security Ltd.(以下「Upstream」)は、7月から脅威情報を活用し、自動車サイバーセキュリティ対策の高度化や新たな保険商品・サービスの研究・開発に向けて実証実験を開始した。
1.背景
アルプスアルパインと三井住友海上は、自動車の「曲がる・止まる」といった自動制御における自動運転技術が進展する中、サイバーセキュリティ対策の高度化について保険・リスクマネジメントを含め幅広い観点から意見交換を重ねてきた。
今般、論議の方向性を踏まえ、三井住友海上が出資・業務提携※したUpstreamの持つ自動車向けサイバーセキュリティに関するノウハウを活用し、対策の高度化に向けて3社共同で実証実験を進めることとなった。
※三井住友海上は2021年5月にコネクテッドカーに特化したソリューションを提供するイスラエルのスタートアップ企業Upstreamに出資し、業務提携した。
2.実証実験概要
アルプスアルパインが製造する車載関連製品について、Upstreamを通じてディープウェブやダークウェブ、オープンソースから情報収集を行い、自動車サイバーセキュリティに関する脅威の実態や対策について調査・分析する。
会社名・実証実験の狙いと今後の取組
・アルプスアルパイン
自社製の車載関連製品における脅威の実態を把握することを通じて、自動車サイバーセキュリティ対策を高度化する。
・三井住友海上
サイバーセキュリティに関する保険商品の高度化、お客さまのサイバーセキュリティ対策ニーズを補完するサービスの研究・開発をグループ一体となって進める。
・Upstream
日本市場における自動車サイバーセキュリティの現状を理解し、新たなソリューション開発に役立てる。

 

関連記事(保険業界ニュース)

損保

三井住友海上、女子柔道部髙山莉加選手が引退

損保

三井住友海上、スマートウォッチを活用した自動車・労災事故防止サービスの提供開始

損保

MS&ADインターリスク総研、三井住友海上から自治体に提供された損害調査データを活用した水災罹災証明発行の早期化に向けた概念実証を実施

損保

三井住友海上、社員専用教育プログラム「MSCo-Innovationカレッジ」開設

損保

三井住友海上、「AIオンデマンド交通」を通じた交通空白解消に向け取組開始

損保

三井住友海上、三井住友海上文化財団による2026年度「文化の国際交流活動に対する助成」の助成先募集を開始

損保

MS&ADホールディングス、三井住友海上、あいおいニッセイ同和損保、MS&ADホールディングス商号変更および三井住友海上火災保険株式会社とあいおいニッセイ同和損害保険 株式会社の合併新会社の商号決定ならびに合併に向けた協議状況を公表

損保

三井住友海上、貿易情報連携プラットフォーム「TradeWaltz(R)」とのデータ連携開始

損保

三井住友海上、業務改善計画の進捗状況について

損保

三井住友海上、企業向けインデックス型「天候指数保険」を販売開始