三井住友海上、MS&ADインターリスク総研、大和平野中央田園都市構想(奈良県)の推進のため 潜在的交通事故リスクのアセスメントに関する実証実験を開始
三井住友海上、MS&ADインターリスク総研および八千代エンジニヤリング株式会社の3社は、交通事故を未然に防ぐ安全・安心なまちづくりの推進を目的に、「大和平野中央田園都市構想安全・安心まちづくりコンソーシアム協定」を締結し、10月から実証実験を開始した。
1.背景
奈良県では、大和平野中央田園都市構想※の推進にかかる取組の活性化を図るため、奈良県磯城郡3町(川西町、三宅町、田原本町)内において、新たな技術等を活用したウェルビーイング(多様な人々の幸福)な、まちづくりが推進されている。
この度、「大和平野中央田園都市構想推進のための事業」において、本リリースの3社合同提案が採択されたため、コンソーシアム協定の締結および奈良県磯城郡田原本町における実証実験の開始に至った。
※大和平野中央田園都市構想について(奈良県HP)https://www.pref.nara.jp/item/279539.htm#itemid279539
2.取組内容
従来の交通事故対策は、過去発生した事故発生箇所から対策すべき箇所を選定し、再発防止策を講じるか、もしくは主に地域住民からの要望等に基づき調査されたヒヤリハット事象(ヒヤリと感じる箇所)に基づき予防するかの大きく2つに分類される。
本実証実験では、新たな交通事故対策としてAIを活用し潜在的事故リスク箇所を発見する。顕在化している事故発生箇所に加え、ドライブレコーダーデータや道路構造、人流データ等からAI解析により客観的に評価を行い、まだ事故の発生していない潜在的事故リスク箇所を見える化する。
潜在的事故リスク箇所の予防対策を検討することで、重大事故を未然に防ぐ安全・安心なまちづくりを目指す。
3.今後の展開
三井住友海上とMS&ADインターリスク総研は、八千代エンジニヤリング社をはじめとしたパートナー企業とともに、地域の安全・安心なまちづくりにつながる新たなソリューションを企画開発し、全国の自治体へ提供していく。