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ソニー損保、火災保険でドローン活用による迅速な損害調査と保険金支払を実現

ソニー損保は、火災保険において、ドローンの本格活用による迅速な損害調査と保険金支払に加え、修理会社の紹介・手配を通じた住まいの復旧までのトータルなサポートの提供を、8月から開始した。
同社の火災保険は、ネットならではの利便性や補償のカスタマイズが可能な合理性などが特長で、保有契約が堅調に伸長している。確実にサポートできるよう、災害や事故発生時の対応体制の一層の強化を図っており、今回のトータルなサポートの提供開始もその一環である。
●サポート提供の背景
住まいの屋根の損害状況を確認する場合、損害調査員や修理会社のスタッフが屋根に上がる必要が生じることが多く、損害確認に時間がかかりがちである。特に大規模災害発生時には人手が不足し、損害確認や保険金支払に時間を要して、復旧工事が遅れることもある。
また、復旧工事に関し「火災保険を使って自己負担なく住まいの修理ができる」「保険金の請求は代行する」「請求代行の報酬は保険金で賄うことができる」といった勧誘をする事業者や、一般的な相場より高額な修理費用を請求する修理会社等とお客様とのトラブルの多発も、近年問題となっている。
こうした状況の中、お客様からは「早く損害を確認して保険金を支払ってほしい」「自分で修理会社を探すのは大変なので、紹介してほしい」との要望も多く寄せられている。
そのため、8月から、お客様の住まいの損害状況や希望に応じて、ドローンを損害調査に本格的に活用(*1)することで、屋根など人による確認が難しい位置や角度の損傷箇所も含め、より迅速に損害を確認し保険金を支払いできるようにした。また、ソニー損保が提携する修理会社の紹介・手配や保険金による修理費支払い(*2)など、住まいの復旧までソニー損保がトータルにサポートすることで、お客様と修理会社等とのトラブルを防ぐとともに、お客様の手間を省けるようにした。
●本サポートの概要
お客様からの事故の連絡後、同社の担当者が住まいの損害状況や希望に応じて、ドローンによる損害調査や修理会社の紹介・手配を行う。
(*1) 全国にドローンネットワークを有するソニー損保の委託会社が損害調査を行う。大規模災害時には、被災地以外からもドローンパイロットを派遣することができるため、迅速な損害調査が可能である。
(*2) 本サービスは、「住まいの修理会社紹介サービス」を指す。火災保険の補償の対象となる損害を受けて住まいの修理が必要になったとき、希望の場合にソニー損保の提携修理会社の紹介や、保険金による修理会社への修理費用の支払いなどを行う。

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