三井住友海上・あいおいニッセイ同和損保、水素自動車向けの専用補償・割引を開発
三井住友海上ならびに、あいおいニッセイ同和損保は、水素社会の実現に向け、業界初となる水素自動車専用の自動車保険特約「水素ステーション稼働停止時のレンタカー費用特約」および同特約の契約者向け保険料割引を開発し、8月中に販売開始する。
水素は将来の有力なクリーンエネルギーとなることが期待され、三井住友海上とあいおいニッセイ同和損保は、「水素バリューチェーン推進協議会」等への参画など、水素社会の実現に向けた取組を進めている。
一方、本格普及までの過渡期である現在においては水素ステーションの拠点数が少なく、燃料電池車等の水素自動車を導入しようとする事業者から「最寄りの水素ステーションが利用できなくなった場合にどうしたらいいか不安」といった声が寄せられていた。
こうした状況を踏まえ、三井住友海上とあいおいニッセイ同和損保は、過渡期における水素自動車特有のリスクに対する専用特約を開発し、同特約の契約者向けに保険料割引も行うことで、水素自動車の導入および水素燃料の普及を後押しする。
◆本特約の概要
(1)特長
①水素ステーション稼働停止時のレンタカー費用特約
最寄りの水素ステーション※1が「事故」「故障」「倒産」「撤退」等の偶然な事由で稼働停止した場合に、契約の車を走行不能とみなすことでレンタカー費用を補償する。
※1 契約時に最寄りの水素ステーションを特定する
②水素自動車マネジメントに関する特約(保険料割引特約)
「水素ステーション稼働停止時のレンタカー費用特約」をセットしている契約者向けに、保険料を約3%割り引く。
(2)セット条件
①自動車保険(フリート契約※2)
②本特約を付帯する車が燃料電池自動車等の水素自動車であること(1台単位でセットする)
※2 所有かつ使用する自動車の自動車保険契約(自動車共済を除く)の合計台数が10台以上の契約を指す。