新日本保険新聞社・シンニチ保険WEB

三井住友海上、新居浜地域スマートシティ推進協議会における交通事故発生リスクのAI予測等に関する実証実験

三井住友海上およびMS&ADインターリスク総研は、新居浜市と「新居浜地域スマートシティ推進協議会」における取組みとして、AI技術を活用した交通事故発生リスクを予測・可視化するサービスの開発に向けて、実証実験を実施した。
◆実証実験の概要
新居浜市は、IoTやAIを含むICT等の先端技術を活用しながら、地域の抱える諸課題の解決に取り組み、人々の生活の質を高め、持続的発展が可能なまち「スマートシティ」の実現を目指した取組みを推進している。
本実証実験の第一弾では、MS&ADインターリスク総研が、従来有する交通リスクマネジメントに関する知見に加え、新たにAI技術を活用し、交通事故発生箇所データ、自動車走行データ、道路構造データ等を基に、道路(区間)や交差点の事故発生リスクを算出、さらに事故発生リスクの高い潜在箇所を予測する技術の開発に向けて、三井住友海上とともに、新居浜市において実証実験を実施した。 第二弾においては、第一弾の結果を踏まえ、主に事故発生リスクの高い箇所等における固定カメラやドライブレコーダーの映像をもとに、周囲の車両や歩行者の位置、進行方向等からAIが接触事故リスク(ニアミス)を解析、リスクの高い箇所を抽出・可視化するサービスの開発に向けて、同市の協力を得て実証実験を実施した。
◆実証実験の結果および今後の展開
AI技術を活用した事故発生リスクの予測結果および接触事故リスク(ニアミス)の解析結果について、実証実験を通じて検証したところ、期待した基準に達していることを確認できた。
新居浜市と三井住友海上、MS&ADインターリスク総研は、本実証実験を通じて得た結果や知見、さらに、MS&ADインシュアランス グループが有する知見・ソリューション等を活用し、引き続きAI技術を活用した事故発生リスクを予測・可視化するサービスを開発、2022年度中のリリースを目指す。
また、自動運転車やオンデマンド交通サービス、マイクロモビリティ(電動キックボード等)、自動配送ロボット等の社会実装を視野にそれぞれの強みを更に進化させ、「安全・安心で快適なモビリティ社会」の実現を目指す。

関連記事(保険業界ニュース)

損保

三井住友海上、女子柔道部髙山莉加選手が引退

損保

三井住友海上、スマートウォッチを活用した自動車・労災事故防止サービスの提供開始

損保

MS&ADインターリスク総研、三井住友海上から自治体に提供された損害調査データを活用した水災罹災証明発行の早期化に向けた概念実証を実施

損保

三井住友海上、社員専用教育プログラム「MSCo-Innovationカレッジ」開設

損保

三井住友海上、「AIオンデマンド交通」を通じた交通空白解消に向け取組開始

損保

三井住友海上、三井住友海上文化財団による2026年度「文化の国際交流活動に対する助成」の助成先募集を開始

損保

MS&ADホールディングス、三井住友海上、あいおいニッセイ同和損保、MS&ADホールディングス商号変更および三井住友海上火災保険株式会社とあいおいニッセイ同和損害保険 株式会社の合併新会社の商号決定ならびに合併に向けた協議状況を公表

損保

三井住友海上、貿易情報連携プラットフォーム「TradeWaltz(R)」とのデータ連携開始

損保

三井住友海上、業務改善計画の進捗状況について

損保

三井住友海上、企業向けインデックス型「天候指数保険」を販売開始