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あいおいニッセイ同和損保、防災・減災プラットフォーム「cmap」にWheeLogのバリアフリー情報を追加

あいおいニッセイ同和損保は、災害時の建物被害予測棟数などを無償公開しているcmapに一般社団法人WheeLogのバリアフリー情報を3月より追加する。自然災害リスク情報とバリアフリー情報を一元的に確認できるツールの提供は、業界初となる。
1.背景
同社は、SDGsを道しるべに社会との共通価値の創造に向けた取り組みを推進しており、その一環として2019年6月よりWeb上でcmapの無償公開を開始した。cmapを通じた防災・減災に役立つ情報の発信やアプリ化により、災害時における被害の未然防止や極小化に貢献している。
また、WheeLogは、「車いすでもあきらめない世界をつくる」をミッションに、健常者と障がい者が一緒に活動し共有できるバリアフリー情報のプラットフォームの構築を推進している。
同社とWheeLogは、2021年4月からバリアフリーマップを生成する「WheeLog!」アプリで得たバリアフリーデータと、同社または自治体の保有するバリアフリー情報や防災関連データを相互活用し、共生社会に資する取り組みやスマートシティの推進を検討してきた。
このほど、災害発生時に移動が困難な方が安心・安全・簡便に避難できることを目指し、WheeLogのバリアフリー情報をcmapアプリで閲覧できるサービスを提供することとした。
2.取り組み概要
cmapアプリにWheeLogの「バリアフリートイレ」や「車いすの走行ログ」等のバリアフリー情報※を表示する。これにより、cmapアプリで災害時の被害予測や避難所情報を確認する際に、現在地や避難所周辺のバリアフリー情報も同時に把握することが可能となる。
※バリアフリートイレ、スロープ、エレベーター、車いすの走行ログ等
3.今後の展開
今後は、WheeLogのバリアフリー情報を活用し、cmapアプリで現在地から避難所までの経路表示機能の追加なども検討していく。
また、本取り組みを通じて、車いす利用者の移動における様々な課題解決に取り組むとともに、データ・デジタルトランスフォーメーション(DX)を活用した共通価値創造(CSV)に資する保険商品・サービスの開発・提供により、「レジリエントな街づくり」の実現に貢献していく。

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