損保ジャパン、日本ユニシス、電子マネーによる保険金支払サービスのリリースに合意
損保ジャパンと日本ユニシス株式会社は、損害保険会社で国内初となる「電子マネー(※)による保険金支払サービス」の共同検討を開始する。両社は、顧客体験価値の向上を目的とし、2022年5月のサービス提供を目指すことで合意した。保険契約者は電子マネーでの保険金支払いを通じて、最短で当日での保険金受取りが可能となる。
(※)QRコード決済サービスを対象に展開予定
近年、資金決済法の規制緩和による決済事業者の新規参入が大幅に増加したことにより、個人のライフシーンへのキャッシュレス手段の浸透が一層高まっている。
両社は、電子マネーに対するお客さまニーズの高まりを踏まえ、日本ユニシスが提供する価値交換基盤「doreca」(※)を利用した電子マネーによる保険金支払サービスを提供する。
(※)個人の電子マネーアカウントへオンラインチャージを可能とする、日本ユニシスのプラットフォームサービス
・サービス概要
保険契約者が受取を希望する電子マネーアカウントに対し、保険金を支払うサービス。保険契約者は保険金の受取先として、従来の銀行口座に加えて、普段利用している電子マネーアカウントを指定することができる。
対象種目は、傷害保険(保険契約者が受取を希望する支払保険金額が10万円以下の事案)で、順次、他種目にも拡大を予定。
なお、電子マネーによる保険金の支払いは、損害保険会社では国内で初めての取組みである。
■保険契約者へのメリット
従来の銀行振込では、保険金支払いから受取まで2営業日(土日祝を除く)かかっている。保険契約者は電子マネーアカウントを指定することで、最短で損保ジャパンが支払いを実施した当日の保険金の受取りが可能となる。
損保ジャパンは、今後、電子マネーによる保険金支払サービスを展開することで、お客さまの利便性を高め、お客さま満足度向上を目指していく。また、デジタル技術を活用し、多様化するお客さまニーズに合わせたサービスを提供することで、すべてのお客さまの暮らしが豊かになる社会の実現に貢献していく。
日本ユニシスは、価値交換基盤「doreca」の機能拡張を通じて、保険金の電子マネー払いに加え、受け取った保険金に応じた有益な情報提供ができるサービスの検討を進め、さらなる顧客価値向上に貢献していく。