ソニー損保、2022年3月期 第3四半期の主要業績を発表
ソニー損保は、2022年3月期第3四半期(2021年4月1日~2021年12月31日)の決算概要について発表した。
■ 正味収入保険料、経常収益
正味収入保険料は、自動車保険および火災保険の保有契約件数が堅調に拡大したことから、前年同期に比べ7.9%増加の104,200百万円となった。経常収益は、前年同期より5.8%増加の105,228百万円となった。
■ E.I.損害率と正味事業費率の合算率
E.I.損害率は、新型コロナの影響で自動車事故が大幅に減少した前年同期に比べ、7.2ポイント上昇し59.3%となった。正味事業費率は前年同期から1.2ポイント低下し25.3%となった。この結果、E.I.損害率と正味事業費率を合わせた合算率は前年同期から6.0ポイント上昇し84.6%となった。
■ 経常利益、四半期純利益
経常利益は、前述の増収の効果および事業費率の低下があったものの、損害率が顕著に低かった前年同期からは上昇したことに加え、火災保険の保有契約数の伸長などに伴い異常危険準備金繰入額が増加したことにより、前年同期から40.2%減少し8,190百万円となった。四半期純利益は、前年同期から 40.8%減少し5,850百万円となった。
■ 単体ソルベンシー・マージン比率
単体ソルベンシー・マージン比率は、2021年12月末現在で2021年3月末から49.4ポイント上昇し、911.1%となった。保険金の支払能力に問題がないとされる基準である200%を大きく上回る、十分な支払余力を保持している。
<参考情報>
■ コンバインド・レシオ
正味損害率は前年同期から1.0ポイント上昇し50.8%となった。正味事業費率は前年同期から1.2ポイント低下の25.3%で、正味損害率と正味事業費率を合わせたコンバインド・レシオは、前年同期から0.2ポイント低下し、76.1%となった。
■ 修正経常利益
損益の実態を示す管理指標として社内で使用している修正経常利益は、前年同期から24.1%減少し12,878百万円となった。