新日本保険新聞社・シンニチ保険WEB

損保ジャパン、長野県内で初となる市街地の一般公道におけるバス型自動運転EVの走行実証に参加

損保ジャパンは、アイサンテクノロジー株式会社および株式会社ティアフォーと共に、長野県内で初となる「市街地の一般公道におけるバス型自動運転EVの走行実証」に参加し、自動運転リスクアセスメント※1および自動運転専用保険を提供する。
1.実証実験の背景
3社は、長野県塩尻市においてより暮らしが便利になる公共交通を目指し、一般財団法人塩尻市振興公社を代表団体とする自動運転車両やAI活用型オンデマンドバスなどの実証実験に、2020年度より参加してきた。
2021年度の実証実験では、EV(ElectricVehicle/電気自動車)を用いて、長野県で初めて一般公道にて「自動運転レベル2」※2で走行する実証実験に参加する。
本実証実験では、自動運転技術のみならず、低炭素型交通の確立に向けて国土交通省が推進しているグリーンスローモビリティ※3の実験を兼ねての実施するため、低速(時速約20㎞)で一般公道を走行する。
2.実証実験の目的
塩尻市は、2つのJR駅を中心にそれぞれ形成された市街地とその周辺に点在する農山村地域からなるコンパクトな田園都市で、コミュニティバスを中心とした地域公共交通が運用されているが、ドライバの担い手不足や、移動ニーズと路線・ダイヤとの乖離等の課題解決を行うことが必要となっている。本プロジェクトでは、持続性の高い地域公共交通を構築するため、拠点内移動のオンデマンド化と拠点間移動を自動運転化し、双方をシームレスに接続し”塩尻MaaS”として官民連携体制で運営することとしている。
また同社は、2020年1月に、塩尻市を中心とした自動運転技術実用化に向けた包括連携協定に中心企業として参画しており、市内での自動運転実証実験を進める準備を進めてきた。本プロジェクトと連携することにより、更に実用的で公共交通に資する実証実験として、将来の自動運転レベル4※4の実用化を目指した取り組みを積極的に進めていく。
3.実証実験の概要
実施期間:2021年11月24日(水)~11月28日(日)
実施時間:午前9時頃から午後4時頃まで
走行ルート:広丘駅西口~無印良品/ツルヤ塩尻広丘店の区間
走行距離:約3.8km
所要時間:約30分
【用語解説】
(※1)自動運転車の安全な走行と運用を支援するため、実証実験の計画段階から走行ルート案における危険シナリオを洗い出し、それらの危険度を評価して、適切な対策を講じることで、安全な走行を支援するソリューション。
(※2)運転者が操作の責任を担い、特定条件下においてハンドル・アクセル・ブレーキなどの一部操作をシステムが自動で行う。
(※3)時速20㎞未満で公道を走ることができる電動車を活用した小さな移動サービスで、その車両も含めた総称。
(※4)特定条件下においてシステムが全ての運転タスクを実施する。

関連記事(保険業界ニュース)

損保

損保ジャパン、委託先におけるランサムウェア被害に伴う情報漏えいのおそれが発覚

損保

あいおいニッセイ同和損保、テレマティクス自動車保険アプリを活用した観光促進と交通事故削減に関する共同実証実験を開始

損保協会・団体

損保協会、損害保険会社に係る個人情報保護指針に基づく対象事業者4社に対する指導を実施

損保

損保ジャパン、システムに対する不正アクセスが発生し情報流出の可能性

生保

損保ジャパン、有休・産休・育休・介護休暇に関する意識調査を実施

損保

損保ジャパン、マイルが貯まるANAの保険「明日へのつばさ」親介護保険の提供を開始

損保

損保ジャパン、SOMPOダイレクト、【JAF提携】「現場駆け付け急速充電サービス」の全国への対応地域拡大に向けたトライアル開始

損保

損保ジャパン、不登校児童生徒の復学支援および学びの機会確保に向けた「復学支援見舞金補償保険」を販売開始

損保

損保ジャパン、宮古市およびトヨタL&F岩手と「災害時における応急対策支援に関する協定」を締結

損保

SBI損保、アルティウスリンク、自動車事故受付センターにおけるCX向上を目指し、生成AI活用の実証実験を開始