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東京海上ホールディングス、認知症の早期発見・予防の取り組みに向けたSplinkに向けたSplink社との資本業務提携

東京海上ホールディングスは、認知症の早期発見・予防による社会課題解決に向けて、今般、株式会社Splink(以下「Splink社」)と資本業務提携を行った。
1.背景・狙い
国内の認知症の方の数は2025年には730万人、2050年には1,016万人(平成26年度厚生労働省発表)になると推計されている。認知症は徐々に進行し自覚しにくいため、発見が遅れ、治療を開始する適切なタイミングを逃してしまうことが課題となってきたが、現在は、認知症の早期発見や治療における研究開発が、国内外において日々進展している。研究開発が進む中で、「認知症を早期発見し、生活習慣改善などの適切な予防を行うことによって発症を遅延させることができる」とする研究成果も多数報告されている。
これまで同社は、認知症領域に関する様々な取り組みを行ってきたが、認知症の早期発見・予防による社会課題解決に向けた取り組みを更に加速させていくため、Splink社と資本業務提携することとした。
2.取組み概要
同社とSplink社は、戦略的パートナーシップに基づき、認知症の早期発見・予防のためのソリューションを共同で研究・開発していく。これまで同社が取り組んできた「お客様の“いざ”を支える」だけではなく、日常生活の変化や疾患を早期に発見・予防し「お客様を“いつも”支える」ことで、社会課題に対する安心・安全を提供するソリューションプロバイダーとして新たな価値提供を目指す。
3.Splink社の概要(https://www.splinkns.com/)
Splink社は、ブレインヘルスケア領域の医療AIを提供するテクノロジー・スタートアップである。
「すべての人につながりを、その日まで」というビジョンのもと、注力領域である認知症における医療機器プログラムおよびAIソリューションの開発、提供を行っている。
認知症という高齢化社会における大きな課題に対し、健常段階の予防から発症後も共生できる社会に寄与すべく、認知症の予防から診断まで一貫したソリューションをワンストップで提供しているのが特徴である。

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