損保ジャパンおよびSOMPOリスク、太陽光パネルの再活用を促進する新サービスを開始
損保ジャパンおよびSOMPOリスクは、自然災害により被災した太陽光パネルの保険金支払い時に、リユース(再使用)・リサイクル(再資源化)できる業者を紹介し、今まで廃棄されていた太陽光パネルを再活用するための取組みを開始した。
自然災害により被害を受けた太陽光パネルのリユース・リサイクルのサービスは損害保険業界初の取組みである。
2030年代には太陽光パネルの廃棄物が最大で年間約80万トン(全産業廃棄物の6%※)に達する見込みで、事業者には太陽光パネルをリユース・リサイクルさせることがSDGsの観点で求められている。
国内で製造・使用されている太陽光パネルはリユースできるにも関わらず、多くが産業廃棄として処理されている。これはリユースや流通の可能性を判断できる事業者がおらず、再販市場が広がっていないことに起因する。
損保ジャパンでは、近年多発する台風等の自然災害により、太陽光パネルが被害を受ける頻度が高まり、廃棄処理される現状に問題意識を持っていた。
このたび、損保ジャパンはSOMPOリスクが持つ専門的な知見から太陽光パネルの損傷の程度・規模に応じてリユース・リサイクルの可能性を判断し、提携している業者を紹介するサービスと、リユース・リサイクルの活用を推奨する新特約の販売を10月から開始した。