あいおいニッセイ同和損保、東北大学加齢医学研究所と「テレマ×脳体操アプリ」のデータを活用した共同研究を実施
あいおいニッセイ同和損保は東北大学加齢医学研究所と仙台放送とともに、2019年12月に締結した連携協定に基づき、同社のテレマティクス※1自動車保険(以下、「テレマ保険」)で取得したビッグデータを活用し、「運転技能向上トレーニング・アプリ(以下「脳体操アプリ」)※2」による危機回避能力向上・事故削減効果等の実証に向けた研究を11月から開始する。
脳体操アプリの利用効果と地球71万周分のテレマ保険の膨大な走行データ※3を活用し、危険挙動の発生回数の減少効果のみならず、事故の抑止につながる危険回避能力向上効果および事故低減効果等を多角的に実証し、「脳体操アプリの利用」と「各種事故低減効果」の因果関係を確立すべく共同で分析・検証を実施する。
また、分析・検証を通じて、お客さまごとにカスタマイズ可能な運転寿命の延伸効果を高める新たな商品・サービス等の開発検討も同時に実施していく。
※1 「テレコミュニケーション」と「インフォマティクス」を組み合わせた造語で、カーナビやGPS等の車載器と移動体通信システムを利用して、様々な情報やサービスを提供する仕組み
※2 東北大学加齢医学研究所と仙台放送が産学連携により共同開発したトレーニング・アプリで、東北大学加齢医学研究所・川島隆太教授による脳科学研究の成果と仙台放送が開発・放送している脳のトレーニング番組『川島隆太教授のテレビいきいき脳体操』の知見から開発した(特許6284171号)。実際の運転行為や疑似運転行為(シミュレーター等)を伴わない日常的な認知トレーニングにより、運転技能の維持・向上を目指すものである。
※3 2021年6月、同社調べ