新日本保険新聞社・シンニチ保険WEB

あいおいニッセイ同和損保、マラソンランナーに向けた大会中止保険の提供を開始

あいおいニッセイ同和損保と株式会社アールビーズ(以下、アールビーズ)は、自然災害等の影響でマラソン大会が中止した際に参加料を補償する大会中止保険を、10月から提供開始する。
1.背景
あいおいニッセイ同和損保は、所属プロランナーの川内優輝選手とともに、マラソンを通じた地域活性化の取り組み「マラソンキャラバン※1」を2019年4月から全国展開している。この取り組みを通じて、「マラソン大会は、自然災害等で中止となっても参加料が返金されないケースが多い」、「主催者が加入する興行中止保険では、中止に伴う損失は補てんされるが、ランナーへ返金する業務負荷が大きい」など、市民ランナーおよび大会主催者双方の課題を認識した。
このような課題を解決するために、川内優輝選手の着想で商品開発を始め、アールビーズが保有する過去の大会データやアンケート結果などのランナーデータを分析し、マラソンランナー向けの大会中止保険を開発した。
※1:あいおいニッセイ同和損保と川内選手が、マラソンを通じて日本全国を盛り上げて地域貢献につなげようという全国行脚プロジェクト。主に、川内選手が招待選手として出場する大会、自治体からの要請により開催した講演会などを通じた活動を指す
2.商品概要
申込~保険金支払まで完全ペーパレス化を実現し、ランナーの利便性と、両社の効率性を高めた。
本商品は日本最大級のランニングポータルサイト「RUNNET」で大会申し込みとセットで加入することが出来る。今後、対象となる大会から順次サービスを提供していく。
3.今後の展開
両社は本商品を販売することで、ランナーの大会申込時の不安を軽減し、マラソン大会の参加者増加による地域活性化やスポーツを通じた健康寿命の延伸という社会的価値の創出を目指す。また、両社は数多く※3の地方公共団体と包括連携協定を締結しており、共にSDGsの取り組みに貢献していく。
あいおいニッセイ同和損保では、「CSV×DX(シーエスブイバイディーエックス)※4」というキーワードのもと、お客さま・地域・社会とともにリスクを削減し、社会的課題解決に資する商品・サービスの拡充に取り組んでいる。両社はさらに、遠方から参加するランナーの「マラソン旅行」を補償する保険商品、自然災害だけでなくランナーの自己都合による大会キャンセルへ対応する保険商品の検討など、本取組みに関連する商品開発を行っていく。
※3:2021年9月末現在、あいおいニッセイ同和損保342自治体、アールビーズ68自治体
※4:あいおいニッセイ同和損保の商品・サービスコンセプト

関連記事(保険業界ニュース)

生保

ソニー生命、「無解約返戻金型収入保障保険(無配当)」等を発売

生保

マニュライフ生命、『未来につなげる終身保険v2』を新たに東邦銀行で販売開始

損保

あいおいニッセイ同和損保、中古EVバッテリーの二次流通促進に向け、MIRAI-LABOと資本業務提携契約を締結

損保

あいおいニッセイ同和損保、テレマティクス自動車保険アプリを活用した観光促進と交通事故削減に関する共同実証実験を開始

損保協会・団体

損保協会、損害保険会社に係る個人情報保護指針に基づく対象事業者4社に対する指導を実施

生保少短

第一生命、第一スマート、JR東日本、Suicaの体験価値向上に向けた共創の取組みを開始

生保

太陽生命、重度ガン前払特約の取扱いを開始

生保

太陽生命、益田信用組合を通じ、『長生きMy介護』の販売を開始

損保

三井ダイレクト損保、ANAの保険「明日へのつばさ」自動車保険提供開始

損保

損保ジャパン、マイルが貯まるANAの保険「明日へのつばさ」親介護保険の提供を開始