あいおいニッセイ同和損保、JX通信社と資本業務を提携
あいおいニッセイ同和損保は、SNSをはじめとする各種ビッグデータからリスク情報を検知・配信する「FASTALERT(ファストアラート)」等を展開する株式会社JX通信社(代表取締役社長:米重克洋、以下JX通信社)と資本業務提携した。
1.背景
同社は「CSV×DX」をキーワードに、他業態の企業等との協業・共創や社内外のデータ・デジタル技術活用を強化し、「補償」という保険の基本機能にとどまらず、保険が持つ新たな価値として事故・災害を「未然に防ぐ」機能や事故・災害の「影響を減らし、回復を支援する」機能を開発し、社会課題の解決に資する付加価値を高めた商品・サービスのラインナップを拡充している。
このコンセプトのもと、6月には、JX通信社が提供するFASTALERTの情報の一部を、同社が提供するリアルタイム被害予測ウェブサイト「cmap(シーマップ)」で閲覧できる新サービスを共同開発した。
これにより、大雨や河川増水など各地の速報をほぼリアルタイムで確認でき、河川氾濫などの水害リスクに備えることが可能となった。
今般、両社は、SNS情報等の迅速性を活かした防災・減災に寄与する商品・サービスの開発や、ソーシャルビッグデータにおける地域のあらゆるリスク情報等を分析し、社会課題を解決する取組み等を共同で実施するため、資本業務提携を行い、同社はJX通信社に対し約5億円を出資した。
2.取組の概要
同社とJX通信社は、今般の資本業務提携を通じて協業体制のさらなる強化を図り、事故の未然防止や防災・減災に資する新たな商品・サービスの開発、両社が保有するデータの相互利活用などを通じ、安心・安全な地域社会の実現に寄与する取組みを検討していく。
3.今後の展開
同社はJX通信社との協業を通じて、保険事業におけるソーシャルビッグデータの活用等を追求し、地方公共団体や関連企業、そして地域の皆さまへ一層の安心・安全を届けていく。