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東京海上日動、Bloombergとの協業による資産運用業務の効率化および高度化

東京海上日動とBloomberg(以下「ブルームバーグ」)は、デジタル技術を活用し、同社の資産運用業務の効率化および高度なデータ分析に基づく高度化を進めるための協業を開始する。
同社は、デジタルを活用した働き方変革や業務プロセス変革の取り組みを全社で推進している。人の力とデジタルのベストミックスにより、柔軟かつ生産性の高い働き方の実現や、クオリティーと効率を両立する新しい業務プロセスの構築などを通じて、お客様へ新たな価値を提供し続けることに挑戦している。
新たな挑戦として、お客様から預かった保険料などを原資とした資産運用に取り組む部門においても、運用収益拡大に向けて、現行業務の大幅な自動化・効率化およびデータドリブンな意思決定を土台とした資産運用の高度化に取り組む。本取り組みにあたり、高度な分析を可能とする最先端のシステムやデジタル技術の活用を進めるため、ブルームバーグと協業することとした。

◆取り組みの概要
ブルームバーグと協業し、以下の取り組みを進める。
①オーダーマネジメントシステムの活用による取引執行業務の自動化・効率化
発注や約定などの定例の取引執行業務を自動化する「オーダーマネジメントシステムAIM」を導入する。本システムの導入とともに、現行の事務フローの抜本的な見直しも併せて実施し、年間10,000時間に相当する業務の自動化・効率化と定例業務の大幅な削減を実現する。
②データ分析基盤の活用による資産運用業務の高度化
ブルームバーグが保有する金融市場のビックデータと同社が保有する取引・残高等のデータを統合し、Pythonなどのプログラミング言語を用いた高度な分析を可能とするデータ分析基盤「BQuantエンタープライズ」を日本で初めて導入する。これにより、金融市場で流通する債券の利回り・業種・流動性等を総合的に分析し、最適な投資対象を発掘する同社独自の高度な分析モデルの構築が可能となる。新たな投資戦略の立案におけるスピードと質の向上や、機械学習を利用した市場リスクの予兆管理などを実現することで、運用収益拡大に向けた業務の高度化を進めていく。
③デジタルリテラシー向上のための研修プログラムの実施
Pythonなどのプログラミング言語の習得に向けて、ブルームバーグの協力のもと同社資産運用部門を対象とした専用の研修プログラムを実施する。これにより、同社の資産運用部門全体のデジタルリテラシー向上に取り組む。

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