新日本保険新聞社・シンニチ保険WEB

あいおいニッセイ同和損保、セキュリティ対策支援をパッケージ化した中小企業向けサイバー保険の提供開始

あいおいニッセイ同和損保は、複数のセキュリティベンダ※1との協業のもと、サイバー攻撃の未然防止に必要な「サイバーリスク評価」および「セキュリティサービスの導入支援」をパッケージ化した、中小企業向けサイバー保険※2の提供を2021年10月より開始する。
※1 セキュリティ製品・サービスを提供・販売する企業
※2 同社商品名「サイバーセキュリティ保険」
1.背景・主旨等
近年、サイバー攻撃は高度化・複雑化しており、特にこの1、2年ではランサムウェアへの感染、テレワーク利用のためのサービスを狙った攻撃が拡大し、大企業に限らず中小企業においてもその被害が増加している。
一方、中小企業においては、対策の必要性は感じているものの、具体的対策を把握できていない、人員・費用・時間上の制約がある等を理由として、サイバー攻撃を防ぐための各種対策の導入が十分に進んでいない現状がある。
これまで同社では、サイバー攻撃発生後のソリューションとして、対応・復旧・再発防止にかかる費用などを補償するサイバー保険および未然防止・損害の極小化・迅速な回復に資する各種サービスを提供してきたが、今般、中小企業のセキュリティ対策向上の一助として、複数のセキュリティベンダと協業することで、より網羅的な対策を実現するパッケージ型のサイバー保険を提供する。
2.商品概要
(1)商品概要
サイバー保険の提案に際して「サイバーリスク評価」(セキュリティベンダが作成するレポートの提供、対策のアドバイス等)を実施し、お客さまの現状を踏まえたうえで、サイバー攻撃を防ぐための「セキュリティサービスの導入支援」(セキュリティベンダのご紹介)を行う。
また、この導入支援の一環として、サービス提供にあたっては価格メリット等を付加し、より多くのお客さまに導入しやすい環境を提供する。
さらに、サービス導入の結果、セキュリティ対策が強化されることにより、サイバー保険自体の保険料を割引くことも可能となり、サイバー攻撃の対策に必要なセキュリティ環境の構築と、合理的な保険料でのサイバー保険への加入が実現する。
(2)スキーム概要
多くの中小企業と接点を持つ同社代理店が、事故が起きた後の補償だけでなく、事故を未然に防ぐセキュリティサービスも提案することで、幅広いお客さまをワンストップでサポートすることが可能となる。
(3)セキュリティサービスのラインアップ
現時点で提供を予定しているサービス(提供事業者)は次のとおりである。今後も継続的なサービス拡充を行う予定である。
①ルール作り・従業員教育
②端末対策
③出入口対策
④ウェブサイト対策
3.今後の展開
同社は、今後も高度・複雑化するサイバーリスクをはじめとした未知のリスクにも対応していく。
また、「CSV×DX」(シーエスブイバイディーエックス)のキーワードのもと、お客さま・地域・社会とともにリスクを削減し、社会課題解決に資する商品・サービスのラインナップを拡充し、「レジリエントでサステナブルな社会」の実現に向けて取り組んでいく。

関連記事(保険業界ニュース)

生保

第一生命、「保険料払込免除特約(ワイド型・ベーシック型)」を発売、「失効取消制度」を導入

損保

あいおいニッセイ同和損保、英国パートナー会社MindFoundry社のAI開発コンサルティング事業を譲り受けに合意

損保

三井住友海上、あいおいニッセイ同和損保、MS&ADシステムズ、2025年度(第43回)IT賞において「IT奨励賞」を受賞

生保

日本生命子会社のニッセイプラス、企業の健康経営を支援する「精密検査費用保険」の商品改定

損保

SBI損保、宮崎銀行における「自動車保険」「がん保険」取り扱いに基本合意

生保

ライフネット生命、定期がん保険を発売

生保

マニュライフ生命、野村證券で販売する『マニュライフ終身保険〈円建/外貨建〉』に「告知なしタイプ」を新たに追加

生保

マニュライフ生命、基本コースと特定疾病保障コースから選べる『未来につなげる終身保険v2』を新たにいちよし証券で販売開始

生保

PGF生命、「一時払特別終身保険(死亡保障重視プラン)」の取扱開始

生保

PGF生命、「そだてる年金US<一時払>」を販売開始