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あいおいニッセイ同和損保、世界初「離島エリアでのドローン物流定期航路」開設に向けたスポンサーシップ契約をかもめやと締結

あいおいニッセイ同和損保は、世界初の「離島エリアでのドローン物流定期航路」運用を支援するため、株式会社かもめや(以下、かもめや)とスポンサーシップ契約を締結した。
1.背景
日本には400を超える有人離島があり、そのほとんどの島は人口減少および高齢化の進展により物流、医療のあり方等に関する多くの課題を抱えている。
同社とかもめやは、自動飛行ドローン配送のモデル構築およびサービスと連携した保険商品の提供を行うことで、安心して島に住み続けるための支援態勢の構築を目指し、2020年7月に「遠隔診療・無人ドローン配送実証実験」※1を実施し、さらに2020年10月には香川県三豊市の実証事業「粟島スマートアイランド推進協議会」※2へ参画した。また、2020年12月にはかもめやと資本業務提携を締結※3し、ドローン物流実装に向けた取り組みを強化してきた。
このような背景から、この度同社は、かもめやが開設する世界発の「離島エリアでのドローン物流定期航路」運用を支援するため、かもめやとスポンサーシップ契約を締結した。
※1 2020.7.30遠隔診療・無人ドローン配送実現に向けた実証実験開始について
https://www.aioinissaydowa.co.jp/corporate/about/news/pdf/2020/news_2020072000706.pdf
※2 2020.10.5香川県三豊市の実証事業「粟島スマートアイランド推進協議会」へ参画
https://www.aioinissaydowa.co.jp/corporate/about/news/pdf/2020/news_2020100200750.pdf
※3 2020.12.25「株式会社かもめや」との資本業務提携について
https://www.aioinissaydowa.co.jp/corporate/about/news/pdf/2020/news_2020122500792.pdf
2.ドローン物流定期航路の概要
ドローン物流事業を手掛ける香川県のベンチャー企業「かもめや」が、香川県三豊市本土と粟島を結ぶドローン物流航路を2021年8月(予定)に開設する。期限を設けた実証実験とは異なり、長期定期航路として運用し、ドローンが瀬戸内海を越えて、離島の住民に食料や日用品等の荷物を届ける。
海を越えるドローンの長期定期航路は世界初となる。
<サービスイメージ>
①午前中に粟島の住民が欲しい商品を注文
②同日午後、ドローンが三豊市本土から粟島港へ荷物を配送し、配送完了後は自動で本土に帰還
③粟島に到着後、島側のかもめやスタッフが自宅までお届け(予定)
3.スポンサーシップ契約の目的
(1)安全・安心なドローン物流長期定期航路の運営を支援
これまでの実証実験で培ったリスク分析やリスクアセスメント等のノウハウを活用し、ドローン飛行だけでなく、運営面全体をサポートすることで、安全・安心な長期定期航路の運営を支援する。
(2)ドローン物流普及に貢献
飛行データを活用したリスク分析、ニーズ調査で得た知見を活用し、新たな補償や料率体系の構築など、自動飛行ドローン専用の保険商品・サービスの開発・提供を行うことで、運営安定化を支援し、ドローン物流の普及に貢献する。
(3)自動飛行ドローンを活用した新たなサービスの開発
定期航路のフィールドを活用し、自動飛行ドローンを活用した大規模災害発生時の災害調査および受傷者の捜索等の実証実験を予定しており、地域に役立つサービスの開発を目指す。
4.今後の展開
同社は、本スポンサーシップ契約を通じて、地域の物流課題解決に寄与するドローン物流の社会実装を支援する。また、スマートシティ・スーパーシティ等の人口密集地帯での目視外運用(レベル4)も見据え、連携協定先である327※4の地方公共団体への全国的な展開を検討していく。
今後もデータ・デジタル技術(DX)を活用した共通価値創造(CSV)に資する商品・サービスの開発・提供により、「レジリエントでサステナブルな社会」の実現に取り組んでいく。
※4 2021年4月末時点の連携協定数

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