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損保ジャパン、【業界初】「消防団災害活動用自動車保険(別名:地域防災を支える保険)」の販売開始

損保ジャパンは、地域防災の強化を後押しするため、「消防団員」が災害活動等を行うためにマイカーを使用している間の事故に対して、市町村等が加入する保険から優先して保険金を支払う、業界初※の「消防団災害活動用自動車保険(別名:地域防災を支える保険)」を開発し、2022年1月から販売する。
※2021年6月1日時点・同社調べ
1.商品開発の背景
近年、地震・台風・集中豪雨・大雪・火山噴火等の大規模かつ多様な災害が発生しており、防災の中核として地域に密着して消防防災活動を担う「消防団」の重要性が益々高まっている。
一方で、その活動を支える消防団員数は、「個人の価値観の多様化」「少子・高齢化」「人口の都市集中化」等を背景に年々減少している。活力ある消防団員の確保をいかに図っていくかが、各地域・市町村の切実な課題となっており、解決に向けた検討会の開催※等、様々な取り組みが行われている。
消防団員は、災害活動時には、移動手段としてマイカーを使用するケースも多く、移動中や災害活動等のために駐車している間の自動車の事故や損害については、消防団員個人が加入する自動車保険で対応する必要がある。そのため、保険の使用に伴う次契約の保険料アップという形で経済的な負担が発生してしまう課題があった。
こうしたなか、総務省消防庁から、「消防団員が災害活動等のためにマイカーを使用している間の自動車事故」について、消防団員の個人的な負担軽減に向けた保険についての検討依頼があった。
損保ジャパンは、保険の組成により、消防団員に個人的負担を生じさせることなく、安心して活動ができ、また、消防団員の確保に貢献し、地域防災の一助となるよう「消防団災害活動用自動車保険(別名:地域防災を支える保険)」を開発した。
※令和3年4月「消防団員の処遇等に関する検討会」中間報告書参照(総務省消防庁HP)
https://www.fdma.go.jp/singi_kento/kento/items/post-80/05/houkokusyo.pdf
2.「消防団災害活動用自動車保険(別名:地域防災を支える保険)」の概要
(1)商品の概要
消防団員が消防団災害活動のためにマイカーを使用している間の事故については、「消防団災害活動用自動車保険(別名:地域防災を支える保険)」を優先して保険金を支払う。
これにより、この自動車保険の補償する範囲においては、消防団員個人が加入する自動車保険を使用する必要がなくなる。
(2)販売開始時期
2022年1月1日以降の保険始期契約から
3.今後について
「消防団」は大規模災害時をはじめとして、地域の安全確保のために大きな役割を果たす組織である。
自然災害リスクが高まるなか、地域防災の強化は、安心・安全な社会の実現において、今後も重要性が増していく。
損保ジャパンは、本商品を通じて、消防団員の皆さまが安心して活動できる社会の実現を目指し、SDGs目標11「住み続けられるまちづくりを」の取り組みに貢献するとともに、これからも社会課題をいち早く捉えた保険商品やサービスを開発していく。

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