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東京海上ホールディングス、東京海上グループ中期経営計画2023を策定

東京海上ホールディングスは、2021年度~2023度を対象とした新中期経営計画「東京海上グループ中期経営計画2023~成長への変革と挑戦~」を策定した。
同社は、「お客様や社会の“いざ”をお守りする」というパーパスを起点に、社会課題の解決や社会の進化・進歩に貢献することで、成長してきた。新中期経営計画においても、同社の事業そのものが社会課題の解決につながる、社会がより良くなるという想いをもって各事業の取組みを進めていく。
● 国内損保事業~“社会課題の解決を通じて、「新たなマーケット創造」と「安定的な利益創出」を実現”
・お客様のニーズに応える付加価値の高い商品を投入し、自動車マーケットなど既存マーケットにおける競争力をさらに高めるとともに、グリーン・サイバー・ヘルスケア・SME 等の「重要な社会課題」に対し、変化を先取りした商品やサービスを提供することで成長を実現する。
・災害に強い社会づくりに貢献していくため、これまで進めてきた迅速な保険金支払いに加え、防災・減災や早期復旧の取り組みなど、総合的な自然災害対策を加速させていく。
・デジタル技術を高度に活用し、業務プロセスや働き方を大きく変革する。創出された時間で営業推進や事前・事後の安心の提供を実行し、生産性の向上を実現していく。
・多様化・複雑化するリスクに対して、高度なデータ分析等を駆使し、データを活用した新たな保険商品や保険にとどまらないリスクソリューションを提供する。
●国内生保事業~“商品・販売戦略の変革をスピーディーに実行し、新たな成長軌道を描く”
・今後拡大が見込まれるシニア・ヘルスケア・資産形成等の領域や職域・中小企業領域において、戦略的な商品・サービスの開発に挑戦し、最適な販売チャネルを通じて提供する。
・クオリティと効率が両立する「シンプルで迅速な手続き」を実現するとともに、顧客接点・業務プロセスのデジタル化を推進し、お客様満足度の向上と競争優位の確立を目指す。
・事業環境の変化に適応し成長していくために、社員のダイバーシティ&インクルージョンを促進するとともに、働き方の変革に挑戦する。
●海外保険事業~“グループ全体のリスク分散と持続的な利益成長を牽引”
・先進国・新興国の双方で規律ある保険引受を行うことで事業の拡大を進め、海外保険事業全体で年平均9%の利益成長を目指す。
・先進国を中心に保険引受利益の拡大を着実に進めると共に、新興国では将来の利益成長の柱を育てていく。
・相関の少ない様々な種目・地域での保険引受を通じて、リスク分散の効いた事業ポートフォリオを追求し、安定的に収益性を高めていく。また各海外拠点が持つ独自性と専門性を活かして、様々な領域でグループシナジーを生み出していく。
・厳格な基準を維持しつつ、先進国・新興国の両マーケットにおける戦略的な M&A や事業投資を検討していく。
https://www.tokiomarinehd.com/release_topics/release/l6guv3000000c8rg-att/20210528_MTP_j.pdf

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