三井住友海上、第6回サステナブルファイナンス大賞「優秀賞」を受賞
三井住友海上は、今般、一般社団法人環境金融研究機構※(RIEF)が実施する第6回サステナブルファイナンス大賞において、優秀賞を受賞した。
同社は、2020年3月に大災害債「Akibare Re 2020-1」をアジア所在の保険会社として初めてシンガポールで発行し、お客さまへの安定的な保険カバーの提供につながる新たなモデルケースを開拓したことが評価された。
三井住友海上は、今後も再保険やリスクの証券化を活用し、経営健全性の向上に努めていく。
1.「サステナブルファイナンス大賞」について
環境問題を金融的に解決する「環境金融」の普及・啓蒙活動を行う環境金融研究機構(RIEF)が日本の金融市場で環境金融商品・サービス・取り組みを行う金融機関、企業等を評価・支援する表彰制度である。
2015年から始まった本表彰制度は、今回で6回目となる。
2.同社の受賞概要
(1)賞の名称:優秀賞
(2)取組内容:シンガポールで大災害債「Akibare Re 2020-1」を発行
(3)受賞理由:同社の受賞理由は、以下のとおりである。
・アジアに所在する保険会社として初めて、シンガポールにおける大災害債を発行し、新たなモデルケースを開拓した。
・気候変動により増大する自然災害リスクに対して、再保険カバーの調達手段を従来の再保険市場に求めるだけでなく、資本市場の積極的な活用により、再保険カバーの調達手段を多様化させた。この結果、長期・安定的な再保険キャパシティの確保を可能にし、お客さまへの安定的な保険カバーの提供に貢献した。
3.今後の展開
同社は、今後も再保険やキャットボンドの適切な活用を通じて、リスク管理を強化し、経営の健全性向上に努めていく。