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損保協会、第17回「ぼうさい探検隊マップコンクール」入選作品決定

損保協会は、第17回「小学生のぼうさい探検隊マップコンクール」(※)の入選作品を決定した。今回は、入賞17作品に加え、初めて応募を受け付けたデジタルマップの中で特に優秀な5作品を「デジタルチャレンジ賞」として表彰する。
※「ぼうさい探検隊」は、子どもたちの防災意識の向上や地域コミュニティーの強化を目的として実施している。子どもたちがまちを探検しながら、まちにある防災、防犯、交通安全に関係のある施設や設備を発見し、マップにまとめる実践的安全教育プログラムである。2004年から毎年、マップコンクールを開催し、作成したマップを表彰している。
新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けたものの、全国47都道府県の小学校、子ども会、児童館、少年消防団など307団体から960作品が寄せられた(参加児童数は5,159人)。今回から初めて、マップ作成アプリを搭載した当協会オリジナルタブレットの無料貸出を開始しており、タブレットで作成したデジタルマップは296作品寄せられた。
応募作品全体の傾向としては、地域性・ビジュアル性で「見る人にわかりやすく伝えよう」という姿勢を感じる作品が多数あり、いずれも力作ばかりだった。また、市区町村など自治体に対して具体的に「提言」「改善点」などを要望提言する作品も多く、まち探検を通じて、子どもの視点での地域の改善が浸透し、より安心・安全なまちにしようという熱意が感じられた。
表彰式は、新型コロナウイルス感染拡大防止および受賞者をはじめ関係者の健康と安全を考慮し対面開催せず、2021年1月22日(金)に同協会ホームページで、入賞作品に対する審査員の講評やコロナ禍での工夫した取組み等の動画を公表する予定である。
【応募作品の特徴】
各テーマの作品の特徴は次のとおりである。
1.「防災」をテーマとした作品の特徴
●作品によって、地震や津波、洪水等の対象とする自然災害を特定し、その災害について調査することで、注意喚起や提案を行っている作品が多く見受けられた。
●過去に発生した自然災害の被害状況やその災害を経験した人々の感想や行動を調査したうえで、今後の防災対策に役立てようとマップにまとめる作品が多く見受けられた。
●災害発生時に想定される危険度や災害時の避難経路、避難所の場所等を色分けしたり、分かりやすいように印を付けたりと視覚的に工夫されている作品が多くあった。
●コロナウイルス対策を想定した提案を行っている作品もあった。
2.「防犯」をテーマとした作品の特徴
●子ども110番の家や死角となる場所を調べ、マップにまとめた作品が多くあった。
●子どもたちの日常生活に密着した通学路や学校周辺、公園等を調査し、さらに、防犯の視点で地域の人々にアンケートを実施し、その内容をまとめている作品が多く見受けられた。
●防犯への注意喚起として「い・か・の・お・す・し」(※)を紹介している作品が多くあった。
※防犯標語「いかない」「のらない」「おおきな声で呼ぶ」「すぐ逃げる」「しらせる」のこと
3.「交通安全」をテーマとした作品の特徴
●交通量や交通事故が予想される場所を調べている作品が多く、さらに、交通量等の情報についてはグラフや表にして視覚的に伝える工夫がされている作品が多く見受けられた。
●警察署の担当者や地域の人々へインタビューをすることで、通学路等の身の回りの交通安全についてあらためて考え、マップを見た人に「気をつけよう」、「注意しよう」と呼びかける作品が多くあった。
●通学路周辺の交通対策として、安全ゾーンやカーブミラー、街灯等の設置を要望・提案している作品が多くあった。
●交通安全への子どもと大人の意識や視点の違いについて、対話のようにまとめている作品もあった。

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