三井住友海上、経済産業省指針に基づく「DX認定」を取得
三井住友海上は、今般、経済産業省が認定する「DX認定」を保険業界で初めて取得した。
本認定の取得は、同社のデジタライゼーション取組が、経済産業省の促進する企業のデジタルトランスフォーメーションの方針と合致し、デジタル技術による社会変化への対応が評価されたものである。
三井住友海上は、Society5.0※1に向けて、今後もデジタライゼーションの推進により、お客さま体験価値と業務生産性の向上に努めていく。
※1:AIやIoT、ロボット、ビッグデータ等の革新技術をあらゆる産業や社会に取り入れることにより実現する新たな未来社会の姿である。
1.本認定制度の概要
本認定制度※2は、デジタルガバナンス・コード※3に沿った行動に踏み出し、ステークホルダーとの対話を通じて、デジタル技術による社会変化へ対応していく準備が整った企業を経済産業大臣が認定するものである。本制度を通じて、ステークホルダーとの対話に積極的な企業を可視化することで、企業のデジタル変革を促す。
※2:詳細は、情報処理推進機構(IPA)のWebサイトを参照。
https://www.ipa.go.jp/ikc/info/dxcp.html
※3:Society5.0を見据え、経営者に求められる企業価値向上に向け、実践すべき事柄がまとめられたものである。
2.認定のポイント
(1)概要
同社は、中期経営計画「Vision2021」において、デジタル戦略を策定し、お客さま体験価値と業務 生産性の向上に向けて、既存ビジネスの改革、新規ビジネスの創造、ノウハウのグローバル展開を 軸に取り組んでいる。また、これらを支える施策として、デジタル人財育成、システム基盤の デジタル化、デジタルガバナンスの整備を行っている。
同社は、これらの施策において、①経営ビジョン・ビジネスモデル、②戦略、③成果と重要な成果指標、④ガバナンスシステムの4つの観点で評価された。