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ソニー損保、2021年3月期第2四半期(中間期)決算の概要を発表

ソニー損保は、2021年3月期中間期(2020年4月1日~2020年9月30日)の決算の概要を発表した。
主な業績の状況は以下のとおりである。
◆ 正味収入保険料、経常収益
主力商品である自動車保険で保有契約件数が伸びた結果、正味収入保険料は前年同期より8.7%増加し64,439百万円、経常収益は前年同期より10.9%増加の67,310百万円となった。
◆ 経常利益、中間純利益
経常利益は、自動車保険の損害率の低下や増収の効果などにより増加し、前年同期比81.9%増の10,497百万円となった。中間純利益は、前年同期より84.0%増加し7,562百万円となった。
◆ E.I.損害率(*1)と正味事業費率の合算率
E.I.損害率は、新型コロナウイルス感染症の影響による外出控えなどから事故件数が減少し、前年同期より11.1ポイント低下し49.5%となった。正味事業費率は前年同期より0.5ポイント増加し26.1%となった。その結果、E.I.損害率と正味事業費率を合わせた合算率は前年同期より10.6ポイント低下し75.6%となった。
◆ 単体ソルベンシー・マージン比率
単体ソルベンシー・マージン比率は、2020年9月末現在で2020年3月末より111.7ポイント上昇し、984.0%となった。保険金の支払能力に問題がないとされる基準である200%を大きく上回る、十分な支払余力を保持している。
◆修正経常利益(*2)
損益の実態を示す管理指標として社内で使用している修正経常利益は、前年同期より65.8%増加し12,739百万円となった。
◆コンバインド・レシオ
正味損害率(*3)は前年同期から7.4ポイント低下し48.4%となった。正味事業費率は前年同期より0.5ポイント増加し26.1%で、正味損害率と正味事業費率を合わせたコンバインド・レシオは、前年同期より6.8ポイント低下し、74.6%となった。
(*1)E.I.損害率(アーンド・インカード損害率)は、損害率を発生ベースで表したものである。
・E.I.損害率=(正味支払保険金+支払備金繰入額+損害調査費)÷既経過保険料
(*2)修正経常利益は社内管理指標であるが、異常危険準備金の繰入額・戻入額の影響を除いた損益の実態を理解してもらうため、参考情報として開示している。
・修正経常利益=経常利益+異常危険準備金繰入額
※ 異常危険準備金戻入の場合は、「異常危険準備金繰入額」はマイナスとなる。
※ 異常危険準備金は、異常災害による高額の保険金支払に備えるため、毎決算期に保険種類ごとに収入保険料の一定割合を積立てるもので、異常災害が発生した年度に取崩す。
(*3)正味損害率は、損害率を支払ベースで表したものである。
・正味損害率=(正味支払保険金+損害調査費)÷正味収入保険料

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