SOMPOホールディングス、事業者間オークション事業へ参入
SOMPOホールディングスは、クルーテックラボの全株式を取得することにより子会社化したうえで社名をSOMPOオークスに変更し、9月から事業者間オークション事業(以下「BtoBオークション事業」)に本格参入した。
SOMPOホールディングス傘下の損保ジャパンが販売する自動車保険において、事故に遭われたお客さまへ保険金を支払う代わりに事故車を引き取り、売却処分をする台数は年間約5万台に上る。近年の自動車の衝突防止技術の進展により交通事故件数が減少している一方で、大規模な自然災害の頻発などにより、その台数は高止まりしている。
それらの自動車を最適な方法で売却し、中古車もしくは部品としてリユースされる割合を高めることは、循環型社会の実現のための1つの要素となりえる。リユースの割合を高めるには、より多くの購入希望者の目に触れる機会を提供することが重要である。また、損保ジャパンにとっても、より高い金額で最適な購入者にこれらの自動車を売却することで、自動車保険の収益改善につながる可能性がある。
このような背景から、このたびSOMPOホールディングスは、web上でのオークションを中心に事故車をリユース、リサイクル業者に売却するBtoBオークション事業に参入することを決定した。