共栄火災、中小企業の安全対策を支援
共栄火災は、信用金庫が取引先中小企業に対して自然災害リスクへの備えに向けた周知等を行う際の支援ツール「中小企業向けリスクチェックシート」を全国信用金庫協会と共同で製作し、中小企業の安全対策を支援している。
近年、日本全国で自然災害が多発しており、中小企業においても予期せぬ自然災害に対する備えが重要になっている。
このような中、昨年7月に「中小企業の事業活動の継続に資するための中小企業等経営強化法等の一部を改正する法律」(中小企業強靭化法)が施行され、自然災害等における中小企業の事業継続力の強化を図ることを目的に「事業継続力強化計画認定制度」が新設された。同制度の認定を受けた中小企業は、防災・減災設備に対する税制優遇、信用保証枠の拡大等の金融支援補助金(ものづくり補助金等)の審査上の加点―などの支援を受けることができるようになった。
一方、同法に基づき中小企業庁が定めた「中小企業の事業継続力強化に関する基本方針」では、損害保険会社や地域金融機関等に対して、災害対策の普及・啓発などの支援が期待されている。
このたび製作した「中小企業向けリスクチェックシート」は、信用金庫が取引先中小企業に対して自然災害リスクへの備えに向けた周知等を行う際の支援ツールとなる。本チェックシートにより、中小企業事業者は、自然災害リスクに備え、事業継続力を強化することの重要性を理解するとともに、自社の対応状況を確認することができる。
◆リスクチェックシートのチェック項目
①防災・減災対策の目的
②自然災害リスクへの事前対策
③自然災害発生時の初動対応への対策
④事業の継続・復旧に向けた対策
⑤事業継続力の強化のための計画の策定