損保ジャパン、経済産業省“地域新MaaS創出推進事業”「塩尻型地域新MaaS×自動運転実証プロジェクト」採択
損保ジャパンとプライムアシスタンスは、塩尻市振興公社を代表団体とする各実施主体と共に、経済産業省“地域新MaaS創出推進事業”に「塩尻型地域新MaaS×自動運転実証プロジェクト」を提案し、このたび採択された。
◆今年度実施する本プロジェクトの概要
塩尻市内において、今年度中に以下の実証実験を行う。
①「自動運転」公道モデル実証
乗用車タイプ3台を利用した遠隔監視型自動走行(Level2)を公道で実証し、安全な運行の条件(ODD)、遠隔監視技術の実用性、安全性向上に必要な対策を継続的に検証する。それらの検証結果を経て、来年度に向けさらに技術レベルを引き上げた走行の実現と将来の実用化を見据えた取組みを加速する。
また、実証実験の実施に際しては、安心・安全な自動運転走行を支えるLevel Ⅳ Discovery※ソリューションの各種サービスの導入や、5Gの利用検討およびITSスマートポール等と連携した高度なインフラ協調技術との連携を各パートナー企業と進める。
※Level Ⅳ Discoveryは、アイサンテクノロジーおよびティアフォーと共同開発するインシュアテックソリューションである。走行前にリスク調査をする「リスクアセスメント」、走行中の「遠隔見守り・トラブル対応」、自動運転車の多様なリスクをカバーする「保険」の3つのソリューションにより自動運転の走行前・走行中・トラブルまでを総合的にサポートすることで自動運転走行の安全を支え、また、お客さまに安心を提供する。専用サイト:https://level4-discovery.org
②オンデマンドバス「のるーと」実証運行
三菱商事株式会社は、西日本鉄道との共同出資先であるネクスト・モビリティ株式会社を運行主体とし、決まったダイヤではなくAIを活用してお客さまのリクエストに応じて適宜ルートを変えるAIオンデマンド型バス「のるーと」の実証運行を行い、有効性や事業性を検証する。また、需給によって価格が変動する運賃体系(ダイナミックプライシング)の導入可否の検証も行う。