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あいおいニッセイ同和損保、空飛ぶクルマの開発・実用化を進める米Joby Aviationへ出資

あいおいニッセイ同和損保は、eVTOL(通称「空飛ぶクルマ」)の開発・実用化を進めるJoby Aviation(以下、Joby)へ出資した。
eVTOL(イーブイトール、Electric Vertical Take-Off and Landing、電動垂直離着陸機)は安全性・静寂性・環境性に優れ、特に将来の空飛ぶタクシーサービスでの活用を見据えて開発された次世代のモビリティ。
昨今、新型コロナウイルスの影響により人々の移動は大きな制限を受けているが、移動自体が無くなることはなく、eVTOLは新たな移動手段として重要な位置を占めると想定される。
あいおいニッセイ同和損保は「特色ある個性豊かな会社」を目指しており、「CASE・MaaS」といった新しい領域へ積極的に対応している中、このeVTOLへも早期に取り組むべきと考え、トヨタ自動車がリードインベスターを務めるシリーズCの出資ラウンドに参加する形で、高度な航空技術・開発能力を持つJobyへ出資した。Jobyとは空飛ぶタクシーへの保険に関する将来的な協業に合意している。
○今後の展開
Jobyとの協業を通じてeVTOLに関する知見を得ながら、専用保険商品・サービスの検討を進めていく。運転挙動に応じて保険料が変動するテレマティクス自動車保険のパイオニアとして培ってきたノウハウを生かし、eVTOLの飛行実態に応じて保険料が変化する商品の研究もしていく。
また、あいおいニッセイ同和損保では日本各地で計画されているスマートシティへの対応も開始しているが、eVTOLはスマートシティと各空港との間、及びスマートシティ同士を繋ぐ交通手段としての活用も期待されており、スマートシティに関わる人々へ安全・安心を提供する観点からも、eVTOLへの取り組みを進めていく。
○eVTOLの特長
・業界屈指の航続距離(通常約240km、最大300km超)・飛行速度(最高時速約320km)を誇り、かつ静寂性にも優れている
・万が一、プロペラが一つ壊れても問題なく運行できる安全性の高い設計であり、航空機と同じ飛行制御システムを組込むことでパイロットの負担を軽減することができる。
・オペレーティングコストは一般的なヘリコプターと比べ大幅に効率化が図られている。

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