SOMPOホールディングス、「SOMPOスマイル・エイジングプログラム」始動
SOMPOホールディングスは、国立長寿医療研究センターおよびFINGERS Brain Health Institute(以下「FBHI」)と共同で、高齢者の生活習慣改善を通じて認知機能低下を予防するプログラム「SOMPOスマイル・エイジングプログラム」を開発し、展開を開始する。
本プログラムは、科学的根拠に基づくアプローチを全国に展開することで、日本における認知症発症リスクの減少を目指す。世界で初めて認知機能低下抑制効果を実証した高齢者の生活習慣への介入研究「fINGE研究」※をベースとし、研究を率いたキビペルト教授およびFBHIが公認する「FINGER研究の全国規模の社会実装プログラム」となる。
SOMPOグループは、介護事業・生活習慣病予防事業で培った知見・経験を活かし、国立長寿医療研究センターの監修のもとで、日本人の特性に合わせたプログラムを開発した。
※ FINGER研究とは、2009年から2011年にかけてフィンランドで行われた「高齢者の生活習慣への介入による認知機能障害予防の研究」である。1,260名の高齢者を対象に、食事指導・運動指導・認知トレーニング・生活スタイル指導の4つの介入を同時に行うことで、軽度の認知機能障害の進行を抑制することを世界で初めて証明した。
2019年からは、日本においても、国立長寿医療研究センターが代表機関、SOMPOホールディングスが分担機関となって、認知症発症リスクの高い高齢者を対象とし、認知症予防プログラムによる認知機能低下の抑制に対する有効性を検証することを目指した「認知症予防を目指した多因子介入によるランダム化比較試験(通称:J-MINT研究)」を実施している。