日本地震再保険、2020年3月期決算の概況を発表
日本地震再保険は、2020年3月期決算の概況を発表した。
決算概況:https://www.nihonjishin.co.jp/news/pdf/n200611.pdf
■地震保険成績の概要
①正味収入保険料と正味支払保険金
収入保険料から出再保険料を控除した正味収入保険料は1,292億円(前年度比8.9%増)となった。
また、正味支払保険金は、前年度に発生した大阪府北部を震源とする地震及び平成30年北海道胆振東部地震等の支払いの減少により、262億円(前年度比78.9%減)となった。
②危険準備金と責任準備金
正味収入保険料から受再保険手数料等を控除した正味保有保険料436億円と税引運用益1億円の合計437億円を危険準備金に積み増した。
また、正味支払保険金、損害調査費及び広告宣伝費等の合計239億円を過年度危険準備金から取り崩した結果、当年度末危険準備金は2,228億円(前年度比9.7%増)となった。
この危険準備金に未経過保険料積立金を加えた当年度末責任準備金は4,664億円(前年度比11.9%増)となった。
③元受保険会社等の危険準備金
受託金勘定の元受保険会社等の危険準備金については、差引正味保険料20億円を積み増し、運用損及び広告宣伝費の合計10億円を過年度危険準備金から取り崩した結果、当年度末危険準備金は316億円(前年度比3.3%増)となった。