損保ジャパン、SOMPOリスク、サイバー攻撃検知ビッグデータの活用による保険商品および関連ソリューションの開発に向け共同研究を開始
損保ジャパン、SOMPOリスク、株式会社サイバーセキュリティクラウド(以下「サイバーセキュリティクラウド」)、および株式会社フィナンシャル・エージェンシー(以下「FA」)は、サイバーセキュリティクラウドが展開するクラウド型WAF「攻撃遮断くん」や、AIによるAWS(AmazonWebServices)WAFのルール自動運用サービス「WafCharm」から得られるサイバー攻撃検知ビッグデータの活用に向けた共同研究を開始する。
アフターコロナの時代において、テレワークの急速な浸透や巣ごもり志向によるオンラインソリューションの需要拡大とともに企業のサイバーリスクが高まることが予想されている。さらに、年々高度化・巧妙化するサイバー攻撃の深刻化などにより、サイバーリスクは企業経営における重大リスクとして位置付けられている。しかし、企業において自社のサイバーリスクを正確に把握できていないことにより、セキュリティ対策が十分ではないケースが多く、適切なセキュリティ対策が喫緊の課題となっている。
そうした中、サイバーセキュリティクラウドでは、国内累計導入社数・サイト数第1位のクラウド型WAF「攻撃遮断くん」や、AIによるAWSWAFのルール自動運用サービス「WafCharm」をはじめとしたサービスを提供している。
また、これらのサービスを通じて、企業のWebサイトに対する1.3兆件を超えるサイバー攻撃検知ビッグデータ(通信データ、検知データ)を保有している。損保ジャパンとSOMPOリスクは、企業活動におけるサイバーリスクに備えるため、サイバーリスクを包括的に補償するサイバー保険およびサイバーセキュリティソリューションを提供している。また、保険のDX(DigitalTransformation)企業であるFAは、豊富なデジタルマーケティングソリューションによってセキュリティ関連企業の商品・サービスの競争力を高めるサイバー保険を企画開発および共同サービス提供している。
この度、サイバーセキュリティクラウドが保有する1.3兆件を超えるサイバー攻撃に関するビッグデータの活用により、企業活動を支援する保険商品および関連ソリューションの開発に向けた共同研究を4社で開始する運びとなった。蓄積された過去のサイバー攻撃に関するビッグデータの分析により、近年の国内企業を取り巻くサイバーリスクを定量化するとともに、共同研究期間中に新たに取得される攻撃検知データの分析により、アフターコロナ時代のサイバーリスクの傾向をいち早くとらえ、新たな保険商品および関連ソリューションの開発につなげていく。
今回の取り組みを通じて、アフターコロナ時代における企業活動のサイバーリスク対策を支援する。また、今後もWeb上におけるリスクの啓蒙を行っていくとともに、最適なサービスの開発に向け邁進していく。
【クラウド型WAF「攻撃遮断くん」について】
https://www.shadan-kun.com/