あいおいニッセイ同和損保、アイデミーとテクノスデータサイエンス・エンジニアリングの業務提携により「データサイエンティスト育成支援サービス」を導入

あいおいニッセイ同和損保は、「データサイエンティスト育成支援サービス」を導入した。
「データサイエンティスト育成支援サービス」は、テクノスデータサイエンス・エンジニアリング株式会社(以下TDSE)は株式会社アイデミー(以下アイデミー)とAI教育分野で業務提携を行い、TDSEが提供する「データサイエンティスト育成支援サービス」ラインナップにアイデミーのe-ラーニング「AidemyBusinessCloud」を加え、本年4月より提供開始している。
1.背景
TDSEは、創業以来、多くの企業向けAI人材教育サービスを展開してきたが、これらは主に対面による集合研修であり、リモートワークなどの就業環境の多様化、学習スタイルの変化に伴う幅広い企業ニーズを満たすため、e-ラーニング形式で教育サービスを提供しているアイデミーと提携することとなった。この両社の提携により、TDSEの「データサイエンティスト育成支援サービス」ラインナップに、e-ラーニング「AidemyBusinessCloud」が加わり、多様なニーズに対応できるようサービス拡充を図った。また、此度の新型コロナウィルスによる影響により、多くの企業で在宅勤務が広がりを見せていることから、デジタル方式によるサービスも加えた企業向け教育支援を推進していく。
あいおいニッセイ同和損保は、2004年よりテレマティクス※1技術を活用した自動車保険を開発し、業界に先駆けてデータを活用した商品・サービスの開発に取り組んできた。技術革新・環境変化が激しい中、今後も魅力的な商品・サービスの開発や業務の高度化・効率化を全社的に推し進めるために、2017年にTDSEと資本業務提携を結び、社内のデータサイエンティスト※2とともに、テレマティクスデータのビッグデータ分析、社内のデータ利活用推進などに取り組んできた。そして今回、主に2020年度に新卒採用したデータサイエンティスト向けに新たな教育プログラムの確立を目指し、TDSEと教育内容の議論を重ねた結果、今般導入に至った。
※1「テレコミュニケーション」と「インフォマティクス」を組み合わせた造語で、カーナビやGPS等の車載器と移動体通信システムを利用して、さまざまな情報やサービスを提供する仕組み。
※2データサイエンス力、データエンジニアリング力をベースにデータから価値を創出し、ビジネス(社会に役立つ意味のある活動全般を指す)課題に答えを出すプロフェッショナル。
2.データサイエンティスト育成支援サービスの概要
TDSEでは、データサイエンティストによるデータ分析支援を軸とし、対面形式での集合研修を通して、企業でのデータ分析の内製化支援を行ってきた。今回e-ラーニングサービスを研修プログラムに加えることで、実際に手を動かしながらブラウザ上でのプログラミング学習が可能となり、多様な職種の方々への提供と、個別企業に合わせた柔軟かつ高度なサービスを提供する。
※TDSEが提供するデータサイエンティスト育成支援サービスメニューの「データサイエンティスト育成講座」は、経済産業省が認定する「第四次産業革命スキル習得講座」に認定されている。
3.AidemyBusinessCloudの特徴
1.機械学習を扱うための環境構築なしで学習が始められるため、受講者や導入担当者の負担を下げて導入が可能となる。
2.業界トップシェア技術を採用-機械学習で多く用いられるプログラミング言語「Python」や、numpy/pandas/scikit-learn/tensorflowといったライブラリ※1などが学べる。
3.法人導入の場合はメンバーの学習進捗が分かる管理画面を提供。管理者がメンバーの進捗を把握できることに加え、技術の習得に意欲的なメンバーを発見し、プロジェクトチームへの登用検討にも繋がる。
※1汎用性の高い複数のプログラムを再利用可能な形でひとまとまりにしたもの。
4.今後の展開
TDSEとアイデミーの業務提携においては、今後、共同セミナーの実施やコンテンツの共同開発など、データ活用の推進において、早期にデータサイエンティストの育成に貢献できるようにしていく。
また、あいおいニッセイ同和損保は、本サービスの活用を通じて現代のビジネスパーソンにとって必須のデータサイエンスに関する知識の習得やデータ活用人財の育成を進め、デジタルトランスフォーメーションの実現に資するデータ利活用の推進に引き続き取り組んでいく。