新日本保険新聞社・シンニチ保険WEB

あいおいニッセイ同和損保、チャットボットによる傷害保険金請求サービスを開始

あいおいニッセイ同和損保は、傷害保険におけるお客さまの請求手続き簡便化および迅速な保険金支払いを目的として、2020年4月よりチャットボット※による保険金請求サービス(以下、「チャット請求」)を東京傷害サービスセンターから導入する。
※チャットボットは、「対話(chat)」と「ロボット(bot)」という二つの言葉を組み合わせたもので、会話を自動的に行うプログラムのことである。
1.導入の背景
従来、傷害保険の保険金請求手続きはお客さまが紙の保険金請求書へ記載し郵送しているため、手間が発生すると共に、郵送に要する日数だけ保険金の支払いにかかる日数も長くなっていた。
近年のスマートフォン普及・拡大により、お客さまのコミュニケーションの手段が大きく変化していることを受け、このたびスマートフォンを使用しチャット形式で保険金請求手続きが完結できる「チャット請求」を導入する。
2.「チャット請求」の概要
「チャット請求」は、富士通株式会社のソリューション「FUJITSUBusinessApplicationCHORDSHIP(コードシップ)poweredbyZinrai」を活用しており、「チャット請求」に同意したお客さまのスマートフォンにお客さま専用のURLをショートメッセージで送信する。お客さまはURLにアクセスすることで、スマートフォンから24時間365日都合のよい時間に保険金請求手続きが可能となる。
3.「チャット請求」導入の効果
(1)お客さまの利便性向上
・チャット形式の質問に回答することで、いつでも簡単に保険金請求手続きを完了させることが出来る
・保険金請求書を郵送する手間が省ける
(2)保険金支払い日数短縮化
・保険金請求書の郵送がいらないため、郵送に要していた日数を短縮した保険金支払いが実現され、最短でチャット請求当日中の支払い手続きが可能となる
(3)サービスセンターの業務効率化
・紙で投函された保険金請求書の封筒開封、書類のマッチングという事務作業が不要になる
・従来は手で入力していた保険金請求に関する情報がデータ化され、将来的にはデータをRPAで支払システムに取り込むことで、入力作業が不要となり25%の業務量削減効果を見込む
(4)紙資源節約化
・紙の保険金請求書が不要となるため、同社のサステナビリティ重点課題の一つである「健やかな地球環境を次世代に残す」というテーマでSDGsの地球環境保全取組みに対応する
・これにより、傷害保険金請求書の20%の紙資源節約効果が期待される
4.今後の展開
本サービスの利用状況と、お客さまアンケートの内容を分析し、全国に順次拡大するとともに、MS&ADホールディングス共同の取り組みとして、火災保険(自然災害)、自動車保険(車両)でのチャット請求につき、検討・追加していく予定である。
今後もお客さまニーズに合った、より快適なサービスの拡充につなげていく。

関連記事(保険業界ニュース)

生保

住友生命、暑熱環境下で働く作業員の熱中症対策に特化した熱中症対策プログラムの紹介業務を開始

損保

三井住友海上、あいおいニッセイ同和損保、金融庁へ第5回となる業務改善計画に係る進捗および改善状況報告書を提出

損保

あいおいニッセイ同和損保、矢崎ノースアメリカと米スタートアップのMOTERTechnologiesが戦略的資本提携

損保共済

こくみん共済coop〈全労済〉、東京・代々木公園にて「もしもFES渋谷2025」を開催

生保

かんぽ生命、2025年度ラジオ体操出席カードの配布開始

損保

あいおいニッセイ同和損保、「第25回夏季デフリンピック競技大会東京2025」に協賛

損保

損保ジャパン、新宿本社ビルにパーパス壁画制作

生保

生保協会、生命保険契約照会制度の利用料金改定

生保

ネオファースト生命、「生成AI×保険事務サービス」NTTデータ社と協働しCX向上と業務変革目指す取組み

協会・団体損保

損保協会、車体整備の透明性確保に向けて 日本自動車車体整備協同組合連合会と「共同宣言」を実施